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4-18 : 例え、偽りの婚約者だとしても
シオンはルミナに微笑むようになった。だが、今日城で会った兵士は、どの人もルミナと目を合わさなかった。彼女は気にしなくても良いと言ったが、気持ちは沈んだ。
シュンと、ルミナジークに背を向け、丸まる。
(私はどうせアルカディアの王女で、偽りの婚約者だもの)
ヴァルハラの兵士が歓迎してくれるはずないのだと自分に言い聞かす。
「……ルミナ?」
「何?」
ルミナはジークに背を向けたまま暗い声で返事をする。
「感情は顔以外にも出るのだな」
ちょっと感心したようなジークに「悪かったわね」とツンとした返事が返ってきた。
「……明日だが、君のドレスを選ぶ為に時間を貰っても良いか?」
「ドレスを選ぶ?」
ルミナがチラリとジークに目を向けた。
「あぁ。一応、父が婚約者として、上層部には君を紹介したいようだ」




