2021年10月24日(日) まるで映画のように
10月24日(日)
昨日は、久しぶりにたっぷり睡眠を取り、そして、お酒も抜いて内臓を休めた。
その甲斐もあり、熱もすっかり下がった。
健康であることは、健康でなくなった時にそのありがたみを感じる、という言葉を体現した昨日今日である。
とはいえ、身体が完全回復したわけではないので、今日はのんびり家で録画したドラマや映画を片っ端から見ることにした。
贋作を舞台にした武正晴監督の「嘘八百 京町ロワイヤル」、モンキーパンチ原作、矢野博之監督で、ルパンと銭形警部の駆け引きが見物の「ルパン三世 ワルサーP38」、そして、スラム育ちの青年がクイズ番組で一夜にして大金を獲得するストーリーを描いた、ダニー・ボイル監督の「スラムドッグ$ミリオネア」を立て続けに鑑賞。
どの作品も趣深く、映画評論家である水野晴郎のキメ台詞ではないが、「やっぱり映画って良いですね」と思ってしまった。
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日本で最近、著名画家の平山郁夫や東山魁夷などの贋作を販売する犯罪が摘発されたが、ケララ州に住む青年で自称ドイツ人美容師のマヴンカルが、モーゼの杖、スルタン王朝の王座、アウラングゼーブ王朝が所有していた本などを本物と偽って客に売りつけ、逮捕された。
マヴンカルは「レプリカと説明して売った」と容疑を否認しているが、これらが本物と信じて買う方も買う方だと思う。
だが、世の中にある全ての財宝が博物館にあるわけではないし、正直本物かどうかを見極める眼力を一般人は持ち得ていない。
本物らしく見えて許容できる金額であったならば、多くの人が実は騙されてしまうのではないでしょうか。
まるで、映画「嘘八百 京町ロワイヤル」のように。
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チェンナイには、寺院などから仏像を盗んで密売する輩が、残念ながら今でも存在している。
そんな彼らを取り締まるのが、アイドル・ウィング・ポリス(通称、IWP)である。
そのIWPが、カンチープラムを拠点とする犯罪組織を突き止め、ミナクシー像とリシャバデヴァール像の2体を救い出した。
今回はたまたまIWPに軍配が上がったが、犯罪組織はまた次なる獲物を狙うはず。
そして、IWPと犯罪組織の戦いは、今後も続いてゆくのだろう。
まるで、映画「ルパン三世 ワルサーP38」のように。
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インドでは、2016年に突如として高額紙幣の廃止が決定され、多くの人々が銀行に長蛇の列を作って新紙幣との交換を強いられた。
そこから5年が経過したが、タミルナド州の田舎町クリシュナギリに住む70歳の路上生活者チナカヌーが、高額紙幣廃止の事実を知ったのはつい最近だった。
生涯コツコツとお金を恵み続けて貯めた紙幣は、65,000ルピー※。(※1ルピー≒1.5円)
しかし、その大半が既に廃止された紙幣であることを知り、彼は途方に暮れた。
だが、その情報を聞きつけたステートバンクオブインディアの銀行員がインド準備銀行にかけ合い、今回だけ特別に新紙幣に交換することを許されたのである。
チナカヌーにとっては、さぞかし一晩で大金を得たような気分になったことでしょう。
まるで、映画「スラムドッグ$ミリオネア」のように。
この作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。




