2021年10月21日(木) インドが敵対心を抱き続ける中国
10月21日(木)
インドが敵対心を抱き続ける中国。
そして、最近、インドではその中国関連の新聞記事をとても多く見かける。
一番多い内容は、相変わらずパンゴンツォ湖付近で繰り返される国境紛争。
しかし、10月1日に中国政府が72回目の建国記念日、ならびに、国慶節を祝う一面広告をインド新聞各誌に掲載し、中国が経済成長、宇宙開発、ワクチン供給においてどれだけ凄いのか、そして、北京オリンピックにも来てね、と宣伝してから、風向きがちょっと変わった気がする。
中国を敵対視するだけではなく、ちゃんと学ぶところは学ぼう、という記事が出始めているのだ。
例えば、中国に大きく離された経済成長のギャップを認めながら、「中国が規制を上手に緩和して外国投資を呼び込んでいる動きを見倣うべき」とか、中国で日雇い労働者の労働改善が民衆の声によってなされたことを見倣い、「インドでもフードデリバリー労働者の労働環境改善を進めるべき」などである。
極めつけは、「インド料理と中華料理の融合の証がスティアフライ(炒め物)である」として、様々なレシピを紹介しているではないか。
インドは360度外交の方針に従い、多くの国とほどよい距離間で友好関係を築いている。
中国との距離感は、その中でも最たるものであると痛感する。
日本では、衆議院選挙が告示された。
コロナ対応にどうしても焦点が当たってしまうのは理解できるが、日本にとって最大の貿易国であり最大の軍事対峙国である中国とどのように向き合ってゆくのかも、極めて大事な論点だと思う。
☆
今日は、当社のムンバイ支店で働く吉野が、チェンナイへ出張している。
オフィスで簡単なミーティングを行った後、セントジョージフォート、マリーナビーチ、サントメ大聖堂を観光。
そして、夜は日本料理店の麻布でしゃぶしゃぶパーティー。
吉野はコロナ禍にインドへ赴任したので、実際に会うのは、実はこれが初めて。
でも、毎日のようにウェブミーティングで顔を合わせているためか、まるで初対面な感じがしない。
実際に会い、吉野が AIで構成された2次元の同僚でなかったことにホッとするが、2次元と3次元との間にある別の次元に、この感覚は存在しているような気がした。
この作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。




