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83『編集会議の結果』(万策尽きて)

 電話が鳴って、キトンは飛び上がった。

 ブンとヒカルが静かにうなずく。


 ここは、キトンの自室。

 編集会議の結果を聞くために、集まっていたのだ。


『「デビライズ・ダンジョンズ」、十一月刊行決定っス』


 ハンナが言った。


「あ、あのっ、それで」


『はい。スピーカーモードにしてもらえますか』


 キトンはそうした。


『ブン先生、ヒカル先生……すみません。「SAVE THE CAT!」は落選しました』


 キトンはうなだれる。

 涙で視界がにじんだ。


(そんなっ、先輩との同時発刊の夢が……!)


 一方のブンとヒカルは、泣いていなかった。


「それじゃあ」


 ブンがニヤリと笑った。


「発動させましょうか」


『本当にやるんスか? だって、まだ手ぇ付けれてないんスよね?』


「プロットなら、昨晩完成しましたよ」


『あらすじレベルのね。先生が執筆可能になるような、映像化状態とはほど遠いっス』


「やってください」


『はぁ~……分かりました。じゃあ、発動させましょうか』


「はいっ。土壇場の――」


「『プランBを!』」

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