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胡蝶の夢

作者:り(PN)
 いつものように川縁の道を会社に向かい歩いていただけだが、空気感が違う。
 家を出た時間も乗った電車も同じなので出会う顔も同じ。
 綺麗な顔があれば、そうでない顔も多い。
 馴染みなのだ。
 いい加減規制を強化して欲しいと願うが、歩き煙草をする人の顔も同じでウンザリする。
 煙草呑みが擦れ違うと朝の空気が穢れる。
 風があればマシだが、無風なら長時間……。
 が、それもまた馴染み。
 忌々しい馴染みではあるが……。
 空気感の違いは消えずに残る。
 春も近い冬だが、ねっとりとしている。
 喩えてみれば何だろう。
 巨大な動物の腹の中にいるような感覚か。
 そういった感じのねっとり感。
 覗けば、川の水もサラサラではない。
 雷雨後の川のように土色に濁っているのではない。
 澄んだ川面には近くの家や枯れ木が映る。
 表面が漣立てば、家や枯れ木が揺れ、千切れる。
 それは同じ。
 が、どこか、ねっとりとしているのだ。
1 始
2022/09/06 10:15
2 次
2022/09/07 09:58
3 籤
2022/09/08 15:43
4 仮
2022/09/09 09:41
5 和
2022/09/10 17:35
6 証
2022/09/11 16:57
7 夢
2022/09/12 07:58
8 急
2022/09/13 12:40
9 擦
2022/09/14 09:09
10 混
2022/09/16 08:50
11 想
2022/09/17 17:04
12 非
2022/09/18 13:20
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