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第16話:泣き叫ぶ子どもと激苦ポーション、その飲ませ方は間違っています!

大型魔獣の群れを電光石火で退けてから数日が経過した。

吹雪が一時的に止み、鉛色だった空には、薄氷を張った水面のように淡い青空が広がっていた。

城内はといえば、かつての重苦しい死線の気配が嘘のように消え去り、驚くほどの活気に満ち溢れていた。筋肉痛知らずとなった第一部隊の騎士たちは軽快に朝の鍛錬をこなし、胃の不快感から解放された副団長カイエンは信じられない速度で山積みの書類を捌き、そして――完治したジルヴェスタ閣下は、暇さえあれば私の調剤室の前に現れては「脈を診ろ」「無理はしていないか」「寒くはないか」と、過保護な大型猛獣のように目を光らせていた。


「エレナ、城下へ出るだと? 危険だ。どのような暴漢や魔獣の残党が潜んでいるか分からん。私が私兵を二個小隊つけて同行しよう」

「ただの薬草の流通状況と、領民の衛生環境の視察です! 大名行列みたいに重装騎兵を引き連れて行ったら、町の人が怯えて誰も問診に答えてくれません! 閣下は執務室でおとなしくお仕事をしていてください!」


そんな押し問答の末、妥協案として勝ち取ったのが――。


「へへっ、任せてくだせえエレナ様! この第一部隊長バルツ、たとえ火の中雪の中、エレナ様の髪の毛一本触れさせやしませんぜ!」


私の一歩前を、分厚い胸板を張ってドスドスと歩く金髪の巨漢。

私服代わりの頑丈な革ベストを着込み、背中に大剣を背負ったバルツが、周囲にギラギラとした威嚇の視線を配りながら護衛役を務めていた。

なお、仔獣テオは「城下の犬たちを威圧してしまうと困るから」と、暖炉の前のクッションでお留守番だ。出かける直前、私の足首に縋り付いて「きゅぅん」と切なそうに鳴いていたが、特製の干し肉ゼリーをひとかけら進呈すると、両前足で抱え込んでご機嫌になっていた。


「バルツ、護衛はありがたいけれど、そんなに殺気を撒き散らさないでちょうだい。周囲の商人たちが蜘蛛の子を散らすように逃げていくじゃない」


「えっ、そうですかい? いやあ、閣下から直々に『エレナに指一本でも触れさせたなら、貴様の四肢を切り刻んで北の谷底に叩き落とす』って、本気度百パーセントの目で耳打ちされちまいましてね……背中の湿布が凍りつくかと思いましたよ」


「……あの人は本当に、元患者のくせに何を言っているのかしら」


私はため息をつきながら、肩にかけた革製の往診鞄の位置を直した。

中には、体温計や聴診器具の代わりとなる金属製の聴診筒、清潔な晒し布、自作のヘラやスポイト、そして基本的な生薬エキスを詰めた小瓶がぎっしりと収まっている。


城門を抜けて広がる城下町は、石造りの質素な長屋が立ち並び、極寒の地特有の雪除けの庇が深く張り出していた。

通りには、分厚い外套に身を包んだ商人や職人たちが行き交い、干し肉や根菜、木炭を売る露店が湯気を上げている。

活気はある。しかし――。


(……やっぱり、町の人たちもかなり身体を酷使しているわね)


露店で炭を運ぶ老人は、腰を曲げたまま辛そうに膝を叩いている。

荷車を引く若い男の手は、あかぎれと凍傷で赤黒く腫れ上がり、指先がひび割れて痛々しい血が滲んでいた。

すれ違う人々から時折聞こえてくるのは、湿った咳払いと、重苦しい溜息。

城内の騎士たちは私の湿布や軟膏で劇的な回復を遂げたが、城壁の外に暮らす一般の領民たちには、まだその恩恵が届いていない。彼らにとっての医療とは、おそらく――。


「おい、そこの薬売り! この前の『傷消しポーション』、ぜんぜん傷が塞がらねえぞ! 飲んだら胃が焼けるように痛んで、一晩中吐き気が止まらなかったんだ!」


通りの一角から、荒々しい怒声が聞こえてきた。

見れば、怪我をした木こり風の男が、露天商の胸ぐらを掴みかけている。

露天商は怯えるどころか、せせら笑いながら男の手を払い除けた。


「何言ってやがる! 王都の薬草院様から仕入れた正規の回復薬だぞ! 激痛が走るのは魔力が身体を駆け巡って効いている証拠だ! 吐き気がするのはお前の信心と根性が足りねえからだ、痛みに耐えてもう一本買いな!」


「な……っ! 銀貨二枚もしたんだぞ……!」


「嫌なら買わなきゃいい! 死にたくなきゃ、歯を食いしばって飲むんだな!」


そのやり取りを目にした瞬間、私の胸の奥でギリリと奥歯が鳴った。

――激痛が走るのは効いている証拠。

――吐き気がするのは根性が足りないから。

城内だけでなく、この町全体、いや、おそらくはこの国全体が、そんな前近代的な猛毒理論に毒されているのだ。

高濃度ポーションの過剰な浸透圧と魔力刺激が、どれほど民の内臓を破壊しているか。それを「ありがたい神薬」と信じ込まされ、大金を毟り取られている現実。


「……バルツ」


「へ、へい! なんでございましょうエレナ様、目がめちゃくちゃ怖いです!」


「あとで城下町の薬草問屋と薬売りの元締めを全員リストアップしておいて。一度、徹底的な薬事監査と適正使用の講習会を開く必要があるわ」


「り、了解であります……!」


私の静かな怒気に呑まれたバルツが、直立不動で敬礼した。

まずは市場のハーブ屋で、現地で流通している乾燥生薬の品質を確かめよう――そう思って歩みを進めようとした、まさにその時だった。


「――オエッ! ゲホッ、ゴホッ、ゲホォッ!!」


「お願いだから、トビー! 吐かないで、飲み込んで頂戴! 飲まなきゃ死んじゃうのよ!!」


凍てつく市場の喧騒を切り裂いて、路地の奥から、悲痛極まりない絶叫が木霊した。

幼い子どもの激しい咳き込みと嘔吐の音。

そして、半狂乱になった母親の、泣き叫ぶ声。


「な、何だ!? 喧嘩か!?」


バルツが大剣の柄に手をかける。

だが、その音の正体を耳にした瞬間、私の身体は考えるよりも先に反射的に地を蹴っていた。


「バルツ、行くわよ!」


「えっ、あ、おい、エレナ様ッ!?」


雪でぬかるむ細い路地を駆け抜ける。

声の出どころは、市場の裏手に建つ、古びたパン屋の勝手口だった。

半開きになった木製の扉の隙間から、立ち込める異様な臭気――鼻を突く強烈な魔力残渣のオゾン臭と、酸っぱい胃液の臭いが漂い出ている。


私は迷うことなく、その扉をバーンと押し開けた。


「失礼しますッ!!」


「きゃあっ!?」


薄暗い土間の奥、暖炉の火が小さく爆ぜる部屋の中で、壮絶な光景が広がっていた。

小麦粉で汚れたエプロンを着けた若い母親――ハンナが、涙で顔をぐしゃぐしゃに濡らしながら、床の上に四歳ほどの小さな男の子を力任せに組み敷いていたのだ。

男の子――トビーの両腕を膝で押さえつけ、首元を無理やり後ろへと反らせている。

そして、ハンナの震える右手には、底に黒ずんだドロドロの沈殿物が溜まった、濁った青色の硝子瓶が握られていた。


「ゲホッ……ヒューッ、オエェッ……! いやぁぁぁっ! おかあちゃん、いやだぁぁぁっ! いたいの、いたいよぉぉぉっ!!」


「我慢しなさいトビー! お願いだから、お願いだから神様……! これさえ飲めば咳が止まるのよ! お父ちゃんが命がけで買ってきた高いお薬なの! 吐いちゃ駄目、全部飲みなさいッ!!」


ハンナは狂気じみた形相で、暴れるトビーの小さな口を指で無理やりこじ開けると、その黒く濁った高濃度ポーションを、瓶の口から直接、喉の奥へとドボドボと流し込もうとしていた。


トビーの顔色は、すでに土気色を通り越して真っ青だった。

激しい咳発作で呼吸が吸えない中、無理やりに刺激臭のする劇薬を流し込まれ、喉の筋肉が激しく痙攣を起こしている。

目は白目を剥きかけ、唇は酸素不足でどす黒い紫色――完全なチアノーゼ。

流し込まれた液体を肺が拒絶し、ゴボッ、ゴボッ! と音を立てて、鼻と口の両方から薬液と胃液を噴き出していた。


(――っ、気道閉塞!? 誤嚥している!!)


私の脳内で、赤い非常警報がけたたましく鳴り響いた。

考える隙など一秒もない。

私は土足のまま土間へと踏み込み、トビーの喉元へと突進した。


「お母さん、ストップッッッ!!!!」


「えっ……!? な、何――」


私は半狂乱になっていたハンナの手首を、下から鋭く、だが正確に払いのけた。

ガシャンッ! と音を立てて青い薬瓶が床に転がり、ドロリとした黒い液体が石畳に広がる。


「な、何をするのよ見知らぬ人が! この子を殺す気――」


「殺そうとしているのは、あなたの方ですッ!!」


私の怒声が、狭い部屋をビリビリと震わせた。

前世の救命救急センターで、パニックを起こした家族を一喝し、現場の主導権を奪う時の、絶対の気迫。

ハンナが息を呑み、金縛りに遭ったように動きを止める。


「バルツ、お母さんを支えて離しなさい! 邪魔をさせないで!」


「お、おうっ! 奥さん、じっとしてろ!」


追いついてきたバルツが、巨体でハンナの肩を優しく、だが確実に抱え込んで後ろへと引いた。

私はその隙に、床の上で窒息しかけていたトビーの元へと滑り込んだ。


一刻を争う。

小児の気道は、大人のストローのように細く、柔軟で、異物によって極めて閉塞しやすい。

しかも、吐瀉物を吸い込んで咳反射すら弱まっている危険な状態だ。

仰向け(背臥位)のままにしておけば、逆流した液体が気管から気管支、肺胞へと流れ込み、瞬時に窒息死するか、致死的な急性誤嚥性肺炎・化学性肺炎を引き起こす。


「トビー君、聞こえる!? 息を吐き出して!」


私は躊躇なく、トビーの小さな身体を横向き――「側臥位(回復体位)」へと回転させた。

顎をわずかに前に突き出させ、気道をまっすぐに確保する(頭部後屈顎先挙上法)。

そして、自らの膝の上にトビーの上半身をうつ伏せに近い角度で乗せ、頭部を胴体よりもわずかに低い位置へと保った。


「吐き出しなさい! 全部、外に出すのよ!」


私は手のひらをわずかにお椀のように丸めると、トビーの肩甲骨の間――背中の中央へ向けて、リズミカルに、だが力強く叩打を加えた。

小児の気道異物除去法――「背部叩打法(はいぶこうだほう)」!


パンッ! パンッ! パンッ!

乾いた鋭い打撃音が室内に響く。

振動が肺胞の奥まで伝わり、気管に詰まりかけていた粘液と薬液を、重力に従って口腔へと押し戻していく。


「トビー! トビーッ!!」


ハンナが悲鳴を上げる。

だが、四回目の叩打を加えた、その瞬間だった。


「――ゴホッ! ゲボォッッ!!」


トビーの口から、気管を塞いでいたドロドロの黒い薬液と、粘り気のある痰の塊が、勢いよく床の上の晒し布へと吐き出された。

ヒュウウゥゥ――ッ!

空気が、喉の奥を通過する甲高い吸気音。


「オエッ……う……うわああああああああっっっっっっっ!!!!」


直後、トビーの喉から、鼓膜を破らんばかりのけたたましい泣き声が爆発した。

火がついたように泣き叫び、手足をバタバタと動かす。

その声を聞いた瞬間、私の肩からスッと強張りが抜けた。


「……よかった……! 泣けたわね……!」


泣き声を上げられるということは、声門が開き、肺に空気がしっかりと送り込まれている動かぬ証拠だ。

私はトビーの背中を優しくさすりながら、すかさず首筋の頸動脈に指を添えた。

ト・ト・ト・ト……。

頻脈ではあるが、先ほどまでの「チアノーゼを伴う虚脱状態」から、みるみるうちに血色が戻っていく。

青紫色だった小さな唇は、鮮やかな赤みを取り戻し、真っ青だった頬にも、泣き喚く熱とともに朱が差していた。


「トビー……! トビー、生きてるのね……!?」


ハンナがバルツの腕から抜け出し、床に崩れ落ちるようにして我が子を抱きしめた。

トビーは母親の胸にしがみつき、「おかあちゃん、こわかった、いたいよぉぉ」としゃくりあげながら泣きじゃくっている。


その親子の姿を見届けながら、私は床に散らばった黒い薬液の臭いを、固有スキル「成分鑑定」で静かに分析した。

……酷い。

王都の薬草院が「万能咳止め」として高額で売り捌いている、粗悪な高濃度ポーション。

強力な中枢性鎮咳成分(それもモルヒネ類似の危険な麻薬性アルカロイド)を、過剰な魔力で無理やり溶かし込み、強烈な苦味のマスキングも施されていない。

大人であっても胃粘膜を焼き爛れさせるような劇薬を、こんな四歳の小さな身体に、原液のまま無理やり流し込んでいたのだ。


「……お母さん」


私は静かに、だが決して誤魔化さない毅然とした声で、震える母親に語りかけた。


「あ、あなた様は……? 一体、何を……」


「私はエレナ・ノール。ハーディン辺境伯領の専属調合師です。……お母さん、今の処置が、どれほど危険なことだったか分かりますか?」


「え……?」


「吐いている子どもに、無理やり薬を流し込んでは絶対に駄目です!」


私の言葉に、ハンナはビクリと肩を竦ませた。


「子どもの喉の気道反射は、大脳の発達とともに未熟な状態にあります。特に、激しい咳き込みや嘔吐をしている最中は、気管の蓋(喉頭蓋)がうまく閉じません。そこへ無理やり液体を流し込めば、薬は食道ではなく、そのまま肺へと一直線に流れ込みます。……さっきのトビー君は、窒息死する寸前だったのですよ!」


「ひっ……! ち、窒息……!?」


ハンナの顔から、再び血の気がサーッと引いていく。

彼女は我が子を抱きしめる腕を震わせ、蒼白な唇をワナワナと震わせた。


「で、でも……! トビーの咳が、もう三日も止まらなくて……夜も眠れずに苦しそうに泣いていて……! 夫が、冬の薪を売ったお金を全部はたいて、王都から届いたっていう一番高いお薬を買ってきてくれたんです……! 良薬口に苦し、苦い薬ほどよく効くから、何が何でも飲ませろって……! 飲ませられないのは、親の甘えだって……そう近所の人にも言われて……!」


ポロポロと、大粒の涙がハンナの目から溢れ出した。

彼女はトビーを抱きしめ、土間に額を擦り付けるようにして咽び泣いた。


「どうすればいいのよ……! 薬を飲ませなきゃ死んじゃう、でも飲ませようとすると暴れて吐いて……! 私が……私の飲ませ方が下手だから、この子を殺しかけたのね……! ごめんねトビー、ごめんね……!!」


母親の悲痛な慟哭。

それは、前世の小児科門前薬局でも、数え切れないほど耳にしてきた悲鳴だった。

「良薬口に苦し」。

その言葉の呪縛によって、どれほどの親が自分を責め、孤立し、追い詰められてきたか。

薬を嫌がる子どもを力づくで押さえつける時の、親自身の引き裂かれるような罪悪感。

そして、恐怖で親の手を拒絶する子どもの絶望。


私はハンナの前にそっと膝をついた。

そして、震える母親の冷たい手を、私の両手で温めるように包み込んだ。


「……お母さん。顔を上げてください」


「え……?」


「自分を責めるのは、金輪際やめなさい。あなたは悪くありません」


私の穏やかな、だが確信に満ちた言葉に、ハンナが涙に濡れた目を瞠る。


「子どもの味覚は、大人の何倍も敏感なのです。毒物を避けるための本能として、強い苦味を拒絶するのは、生命として至極全うで、健康な証拠なのですよ。それを『我慢できない子どもの甘え』にするのも、『飲ませられない親の責任』にするのも、どちらも間違っています」


私は床に転がった黒い薬瓶を一瞥し、冷徹に言い放った。


「悪いのは、患者の飲みやすさ(服薬コンプライアンス)を微塵も考えず、強烈な苦味と魔力刺激をそのまま放置して『良薬口に苦し』などと嘯いている――あの傲慢で怠惰な調合師たちです!」


「エレナ様……」


後ろで見守っていたバルツが、胸を打たれたように呟く。


「一度でも苦い薬で窒息しかけたり、激痛を味わった子どもは、薬そのものを『自分を傷つける敵』として強烈に記憶します。いわゆる『服薬トラウマ』です。そうなれば、次からは薬の瓶を見ただけで激しいパニックを起こし、拒絶し、適切な治療が完全に不可能になってしまう。……薬とは、患者を脅迫して飲ませるものではありません」


私はトビーの目線に合わせるように、しゃがみ込んだ。

トビーは母親の胸元から、恐る恐る、赤く腫れた目で私を見つめていた。

私は優しく微笑み、彼の涙で濡れた頬を、清潔なハンカチでそっと拭ってやった。


「トビー君。苦しかったね。怖かったね。……もう、あんな黒くて苦いお水は飲まなくていいのよ」


「……ほんとう……? お薬……のまなくて……いいの……?」


掠れた小さな声。

私は力強く首を振った。


「いいえ。お薬は飲みます。……でもね」


私は立ち上がり、白衣の裾をパッと翻した。

その翡翠の瞳には、かつてないほど熱く、眩いプロの光が宿っていた。


「お薬は、戦いじゃないのよ。……お薬は、甘くて、美味しくて、飲んだら身体がぽかぽか温かくなって、笑顔になれるものなの」


「え……?」


ハンナとトビーが、ぽかんと口を開けて私を見上げる。

そんな二人に向かって、私は最高の笑顔で宣言した。


「待っていてください。今から――『美味しくて、すぐに咳が止まる魔法の水』を作ってきます!」


「えっ!? 魔法の水……!?」


「バルツ!」


「へ、へいっ!!」


私は振り返り、呆然としていた第一部隊長の腕を力任せに引っ張った。


「市場へ走るわよ! 一番甘くて新鮮な蜜柑とオレンジ、それから上等な蜂蜜樽を置いている果物屋へ案内しなさい!」


「お、おうっ! 果物屋だな! 任せてくだせえ、全速力で案内しますぜ!」

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