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ドーパミンは「快楽」ではなく「期待」に反応する
まず、一つだけ誤解を解いておきたい。
ドーパミンとは何か、と聞かれると、多くの人は「快楽物質」と答える。
気持ちいいことをすると出る。それがドーパミンだ、と。
因みに、これは半分しか正しくない。
脳は、快楽を得た瞬間だけに反応しているわけではない。
むしろ大きいのは、「何かいいことが起こるかもしれない」という期待のほうだ。
通知を開く前の一瞬。
タイムラインをスクロールする直前。
投稿して、反応が来るかどうか待っているあいだ。
その「開く前」「見る直前」「待っているあいだ」に、脳はすでに動いている。
快楽を得たからやめられないのではない。
快楽が来るかもしれないから、やめられない。
ここが出発点になる。




