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「スマホ脳」のその先へ~高度洗脳社会を生きる~  作者: 三津朔夜
第10章 高度洗脳社会はどこへ向かうのか――規制の波と、それでも残る問い

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この本を閉じた後に

 最後に、一つだけ伝えておきたい。


 この本を読んで、すべてが分かった気になる必要はない。

 全部を実践しようとしなくていい。

 何か一つだけ、自分に引っかかったものがあれば、それで十分だ。


 ブレインハックという言葉でもいい。

 ツァイガルニク効果の転用でもいい。

 「今だけ限定」を見たときに一歩引くことでもいい。


 ジャーナリングを今夜から始めることでもいい。

 スマホを寝室に持ち込まないことでもいい。

 何か一つが変わると、見え方が変わる。見え方が変わると、反応の仕方が変わる。


 反応の仕方が変わると、少しだけ主導権が戻ってくる。

 世界は変わり続ける。高度洗脳社会は、これからも精度を上げていく。

 そうだとしても、知っていることと知らないことの差は、これからも大きい。


 あなたはもう、知っている側にいる。

 選ばされる社会で、それでも自分で選ぶために。 その一歩は、もう始まっている。

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