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「スマホ脳」のその先へ~高度洗脳社会を生きる~  作者: 三津朔夜
第8章 ブレインハックをキャンセリングする――環境と習慣の再設計

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ジャーナリングを習慣にする

 先に触れたジャーナリングを、ここでは実践として具体化したい。やり方はシンプルだ。

 毎晩、就寝前に3〜5分だけ時間を取る。


 まず、今日一日で強く心に残ったことを一つ書く。次に「なぜ?」と問う。出てきた答えに対して、また問いを立てる。これを5回繰り返す。

 もう一つ、必ず書くことがある。 「今日できたこと」を一つ書く。


 人はどうしても、できなかったことに目が向きやすい。「今日できたこと」を一つ書くだけで、その日の自分への見え方が少し変わる。


 崩れた日でも、何か一つはある。

 通知を一度無視できた。

 夜にスマホを少し遅く開いた。

「今日はここから」とメモを残して勉強を終えた。


 どんな小さなことでもいい。

 それを見つけて眠ると、翌朝が少し軽い。

 ジャーナリングを続けることで、自分の反応パターンが少しずつ見えてくる。


 どんなときに不安が来やすいのか。何に触れると比較が始まるのか。どこで判断が雑になるのか。

 その地図ができてくると、第6章で話した環境設計が、より自分に合った形になっていく。内側を知ることが、外側の設計を精度に変える。

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