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設計された刺激の中で
脳が疲れていても、やめられない。
承認の予感が、くり返し手を動かす。
習慣のループは、意志では簡単に止まらない。
ここまで見てきたのは、脳の自然な反応だ。
責めるべきなのは、そのこと自体ではない。
その反応が設計と出会うとき、何が起きるのかに注意を払う必要がある。
その際、自分の反応とどう向き合うのか。
どこまでを自分のものとして引き受けるのか。
残るのは、その問いだ。
次章では、その前半を見ていく。
人間の反応を引き出す知識が、どのように整理され、どこまで日常に入り込んできたのか。
そして、なぜそれが今の社会で他人事ではないのかを考えたい。




