表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
エンドレス・マジカルライフ  作者: 沖田一文
【第二章】世界大戦編 ユイサイド
85/158

第二章12話 『第三次世界大戦の始まり』

 私は総長室を出て、更衣室に案内されて軍服に着替えた。それから、会議室みたいなところで作戦の詳細を聞いた。襲撃場所は、上海周辺の中国海軍基地を3箇所、中国空軍基地を3箇所、魔法使いを育成しているところを1箇所の計7箇所。これを開陽作戦と呼んでいるらしい。これら7つの場所は最新装備など日本にとって脅威となるものがあるようだ。そのようなところを攻めるのは簡単にはいかなそうだ。作戦決行日は明後日の2575年8月15日。日本が第二次世界大戦で負けた630年後の日であった。

  今日はそれぞれの軍の大将と面会した。私が戦いの狼煙をあげるのだけあって重要人物だと思われている。奇襲といっても、正午にドイツとともに中国とアメリカに宣戦布告をし、それと同時に襲撃する。襲撃の間に各軍は次の作戦のために予定位置に到着し、宣戦布告1時間後に戦闘を開始するようだった。そのため明日の14日には出発するところが多く、今こうして面会している。陸軍大将の名は、東条一誠。次の作戦で早速、中国本土上陸の指揮をとる。海軍大将の名は、及川海鈴。彼女は直接前線に出ることは現時点では決まっていない。しかし、人脈と作戦考案に長けている。空軍大将の名は、井上光美(いのうえみつよし)。彼は頭がとても良く、どの学問にも長けているという。魔法軍大将の名は、黒野魔利。その名前は本名なのかと疑わしい。暗い雰囲気で謎が多い。彼女は元は一般市民であったが、魔法教育でいちはやく才能を開花し、魔法は強力なものらしい。彼女の異質な存在が他のものを動かし、魔法軍を機能させているようだった。4人の大将の次に総理大臣と面会した。彼女の名前は、源原鳥海(みなはらとのみ)。かなり好戦的な人ではあるが、日本という国を一番に考えている。彼女も人脈に長けており、情報網が世界に渡っていてすぐに情報収集できるようだった。その人脈で政界のトップにたち、反論する者はいるものの彼女の威厳、権威は揺るぐことはない。国民からの支持も厚い。


「私は首相としてはかなり若いですが、腕には自信があります。内政はもちろん、外交も大丈夫です。あなたはその外交にとって重要なのです。手を抜くことなく、思いきり戦ってもらいたい。そして、世界を凌駕するのです。」

「この戦争に日本の勝利の確信はあるのですか。」

「ええ、それはあなたにかかっています。日本は必ず勝つのです。日本が勝ち、世界を日本がまとめれば平和が訪れます。共に世界を幸せに導きましょう。」


 ・・・世界を戦いに導いておいて平和に世界を導くとか矛盾している。でもここで逆らったら私はどうなることか。

 私はただ、差し出された手をとって握手を交わした。



 2575年8月15日正午前。私は東シナ海上空を浮遊していた。大陸が見えてくると、予測魔法で攻撃目標地点を確認する。それから、魔法を展開し、魔法を唱えて攻撃準備に入った。


「アクティベーション!アパートファイアボール。」


 6つの炎が自分の周りをまわり、いつでも放てるような状態だ。


 そして、時刻は正午に。日本政府は中国とアメリカに宣戦布告のメッセージを送った。


「これより、日本国は中華人民共和国及びアメリカ合衆国に宣戦布告をする―。」


 それとともに私は魔法育成所を除いた6地点に炎を放った。炎があがり、混乱しているところに襲撃をする。まずは俊敏性が長ける空軍の基地から。そこに舞い降りてすぐに、機体や設備を破壊する。それから武器をもった兵たちを素早く息の根を止めた。予測魔法で生き残っている人がいないか分析してから、次の基地へゲートを使って移動する。すでに消火活動に入って、機体は飛び立とうとしていた。まずはその機体を飛ばせまいと魔法を飛ばして無力化していく。それから消火活動をしている人を含め、兵士たちを斬殺していく。生存者を確認後、再びゲートで次の空軍基地へ移動する。さすがに機体は滑走して飛び始めていた。アパートファイアボールで追尾し、爆破させてから地上のものに取りかかる。これで予定していた空軍基地の3箇所は制圧完了。すぐにゲートで今度は海軍基地へ行く。そこでは大勢の兵士が出撃すべく艦へと乗り込んでいた。私はそれを妨害する。走る人たちを斬っていき、それから艦艇を壊す。それは空軍基地に比べるとはるかに骨が折れる作業だった。多数の人々と頑丈な鉄の塊を壊すのは疲れた。海軍基地の3箇所目に着く頃には、すでに艦隊が出港していて、それらを対処することから始まった。まず船に乗り込み、乗船員を斬り殺していき、船をひとつ奪う。船全体を魔力で包み、制御して砲撃をする。でもすぐに反撃されて航行不能になった。次の船に乗り込み、同じことを繰り返した。今度は砲撃で一隻を沈めることができた。しかし、すぐに乗っていた船が航行不能になる。面倒になってきたので、空中で魔法を唱えた。


「神々の王・ゼウスよ!

  オリュンポス最強と謳われる、

  ケラウノスの力をこの刃に宿し、

  世界を一撃で支配せよ!

  ゴッド・オブ・サンダー!」


 剣を一振りして前方の艦艇を斬り裂き、一気に沈めた。残りの艦艇も逃がさずそれで沈める。それから、基地に向けて何度か剣を振り、神速の剣撃によって海軍基地を崩壊させた。これだけやれば生存者がいても反撃はできないだろうと、確認まではしないで最後のターゲット地点へと向かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ