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この痛みは、誰にも見えない ― あの頃の僕が言えなかったこと ―

作者:みず
最終エピソード掲載日:2026/04/13
生まれつきアトピーだった僕は、幼い頃から「みんなと同じ」ができなかった。
幼稚園での小さな違和感。入院生活での痛みと我慢。好きなものも自由に食べられず、お風呂の時間さえ恐怖だった。
それでも、そばにはいつも母がいてくれた。
小学生になっても、その現実は変わらなかった。
プールは見学、身体測定では傷を見られ、給食も自分だけ違うもの。
周りと同じように振る舞いながらも、本当の気持ちは言えず、少しずつ自分を隠すようになっていった。
中学生になると、かゆみはさらに強くなり、抜毛症にも気づく。
包帯で頭を隠し、周囲の視線を避けながら、何もなかったように振る舞う日々。
見せたくないものが増えるたびに、本当の自分が分からなくなっていった。
それでも高校で、ひとりの女の子と出会う。
自分を受け入れられない僕に、まっすぐ想いを伝え、何も変わらないままそばにいてくれた存在。
その出会いは、閉ざしていた心に、ほんの少しだけ変化をもたらした。
見えない痛みは、誰にも気づかれない。
それでも、確かにそこにあった日々と、言葉にできなかった想い。
これは、普通に生きたかっただけの一人の少年が、
それでも少しずつ前に進んでいく物語。
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