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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

銀貨五枚の売れ残り鼠半獣、奴隷商会の台帳を盗んで逃げ出す 〜数年後、子供を売る商売を潰す裏稼業になる〜 【毎日お昼更新】

作者:青木将太郎
最終エピソード掲載日:2026/06/10
「銀貨五枚」
それが、鼠半獣のロウについた値段だった。
半獣の子供たちが売買される檻で、ロウは売れ残っていた。

力はない。
目立つ獣性もない。
買い手からは、下水仕事に使い潰す鼠として見られている。

けれどロウには、檻の誰にもない武器があった。

床下を通れる小さな体。
足音を数える耳。
匂いを分ける鼻。
そして、数字と印だけを読む目。

ある夜、ロウは台帳の秘密を知る。

黒い印は、はじめからいなかったことにされた子供。
赤い印は、これから処分される子供。

三日後、ロウは下水仕事の買い手に引き渡される。
夜明けには、同じ檻の子がひとり消される。

逃げるだけなら、一人でよかった。

それでもロウは、檻の床下へ潜る。

命の値段が書かれた台帳を盗むために。

檻を破った子供たちは散り、裏社会へ消える。

そして数年後。
売れ残りの鼠半獣は、子供を売る商売を潰す裏稼業《灰牙》として戻ってくる。
銀貨五枚だった命の値段を、奴隷商会に払わせるために。

――――――
※執筆補助として生成AIを一部使用しています。
※物語構成・加筆修正・最終稿は作者本人が行っています。
檻の台帳
第1話 値踏みの日
2026/05/18 12:20
第3話 セオの影
2026/05/20 12:20
第5話 台帳の場所
2026/05/22 12:20
第7話 処分印
2026/05/24 12:20
第8話 鼠の穴
2026/05/25 12:20
第9話 台帳を盗め
2026/05/26 12:20
第10話 散れ
2026/05/27 12:20
逃げ道の値段
第12話 昼の通り
2026/05/29 12:20
第13話 銭の重さ
2026/05/30 12:20
第15話 台帳の印
2026/06/01 14:31
第16話 赤い印
2026/06/02 12:20
第18話 偽の道
2026/06/04 12:20
第20話 熊の手
2026/06/06 12:20
第22話 印を汚す
2026/06/08 12:20
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