世界設定・その3 フィンダリア帝国枢密院・特務文書~血の覇王の記録~
フィンダリアの先々帝の死後に起こった内戦。そのあらましを。
■世界設定・その2 フィンダリア帝国枢密院・特務文書~血の覇王の記録~
『マチス・ガルボ三世の父「マチス・レグランド」について』。
『血の覇王』――彼がどうしてそう呼ばれるようになったのか。
彼の即位までのあらましを少し記述。(スライドは、ネタ書きを元に「Gemini Notebook」にて作成)
①清策帝の皇子アクセル・ガルボとマチス・レグランド。
本来、兄皇帝・清策帝亡きあと。マチス・レグランドは、甥アクセル・ガルボ皇子の後見を務める予定だった。アクセル・ガルボ皇子は、父帝より生前密かに「秘儀」を授けられ、清策帝の死後『ミラの聖証』(フィンダリ皇帝の証)を受け継ぐ存在となった。
しかし、甥アクセル・ガルボ皇子は先天性白内障「スフージオ」を患っていた。
当然、幼児期に「墜下術」という金針で眼球を刺す荒手術を受けたが、正常な視力回復は見込めず、『重度の弱視』となる。
そして、最悪なことに彼の弱視は進行し、眼鏡をかけた程度では周囲は見えず、光を感じる程度までになったしまった。
フィンダリアの皇室典範には、「不具者に帝位継承権なし」と明記があった。そして、フィンダリア帝室にとって「不具者」の存在は一族の恥、あってはならない存在だった。
②清策帝崩御
正統な皇太子は定められることは無かった。
皇帝には、他に後を託せる子は無かった。
幾人か存在した子供たちは、皆早世し娘すら生存していなかった。
そう、ほぼ盲目の皇子アクセル・ガルボを除いて。
③「不具者に帝位継承権なし」。
この一文を大義とし、清策帝亡きあと、他の清策帝の異母弟たち(帝位継承権を有する者)が結託し、アクセル・ガルボ皇子の帝位継承権を否定し、その後「死亡」扱いにする。
マチス・レグランドと、その弟エティエンヌだけでその決定を覆す力はなかった。
アクセル・ガルボ皇子は『廃園』に幽閉されることに。彼が謀殺されなかった一番の理由、それは『ミラの聖証』を受け継いでいたからである。
『ミラの聖証』を持つ者を、安易に殺せなかったのだ。
④正統なる後継者の喪失。
アクセル・ガルボ皇子が、宮廷の表舞台から退場させられた。
次の皇位継承順位は、清策帝の異母弟――先帝の第二皇子にあたるマリアン・ロージェになる。
しかし、この皇子もすでに故人。そして彼にも子はなかった。
では次は?
そしてここからが帝位継承闘争が、本格的なものへとなっていった。
、清策帝の異母弟にして先帝の正嫡だった皇子マチス・レグランドと、その同母弟エティエンヌ。
正嫡ではないが「聖獣持ち」だった他の庶子皇子たち。
彼らの争いとなったのだ。
エティエンヌが、カスバートに対し冷やかな態度なのは、兄の子ではないと知っているからです。また、堕守護たちも、カスバートが『ミラの末裔』でないことを感知しています。
先々帝にとっては異母妹あり、先帝にとっては異母の姉に当たる第二皇女アニシア・ジュヌヴィーヴがクラヴィアの祖母。そして第三皇女ミラベル・アストリッドが、リオンとセネリオ二人の祖母です。
第二皇女アニシア・ジュヌヴィーヴからみれば、リオンとセネリオが姪孫※男でも「姪孫」という漢字を使う(あるいは、又甥)。
反対に第三皇女ミラベル・アストリッドからみれば、クラヴィアが姪孫(又姪)。
そしてジュリアスは、第二皇女アニシア・ジュヌヴィーヴからみればひ孫で、第三皇女ミラベル・アストリッドからだと曽姪孫。更にサリアは二人の皇女(母クラヴィア、父リオン)の系譜で両皇女のひ孫に当たるし、曽姪孫にもなる。
因みに、第二皇女アニシア・ジュヌヴィーヴと第三皇女ミラベル・アストリッドは、成人の儀式「聖地巡礼」はしていません。だから聖獣持ちではありませんでした。成人前から、婚約が成立していたので、聖獣を所有することが出来なかったのです。
フィンダリア皇帝マチス・ガルボ三世とシレジア王ユーリー二世、そしてクラヴィアの父は、フィンダリアの血筋からみれば従兄同士となります。
なお、マチス・ガルボ三世は、母方の血筋で『南』の皇帝(先帝)とも従兄同志であり、一時期フィンダリアの皇帝と大華五か国の君主『北』『南』『東』はみんな『従兄』でした。




