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灰銀の戦乙女は、制服を知らない  作者: 最後に残った形


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第7章 第8話:鍵になれなかった子


 昼休みの食堂は、いつも通り騒がしかった。


 皿の触れ合う音。


 椅子を引く音。


 誰かの笑い声。


 焼いた肉と温かいスープの匂い。


 窓から差す光が、机の上の水差しに反射して揺れている。


 学園祭襲撃の後、金属音を避ける手順はまだ続いていた。


 食堂でも、小さな卓上ベルは片付けられ、給仕への合図は手を挙げる形に変わっている。


 最初は不自然だったその光景にも、生徒たちは少しずつ慣れ始めていた。


 人は、危険を避けながら日常へ戻る。


 完全には戻らない。


 でも、戻ろうとする。


 アルト・レインフォードは、いつもの席より少し広いテーブルに座っていた。


 左手首に触れる。


 痛みはない。


 熱は少し。


 声はない。


 今日の午前、白鐘の子守歌の続きが確認された。


 王の血ではない。


 孤独な音はよく響く。


 けれど、孤独なままでは砕ける。


 その言葉は、まだ胸の奥に残っている。


 だが、今は食堂だ。


 目の前にはスープがあり、パンがあり、カイ・ロックハートがなぜか自分の皿の芋を数えている。


「何をしているんですか」


 アルトが聞くと、カイは真剣な顔で答えた。


「芋の数が昨日より一個少ない気がする」


 ミリア・ファルネーゼが紅茶のカップを置いた。


「それは調理場に確認するほどの問題かしら」


「いや、確認はしない。でも気になる」


 リゼ・グレイスが真面目に言う。


「芋の数、推定誤差範囲内です」


「推定誤差って何だよ」


「昨日の皿を記録していません」


「してなくていい」


 アルトは少し笑った。


 左手首の熱が、ほんの少し下がる。


 向かい側に座るエリアナ・ルクス・ヴェルグラントは、そのやり取りを静かに見ていた。


 彼女はまだ食堂に慣れていない。


 席に着く時も、椅子の位置を確認し、出入口と窓と周囲の距離を一度だけ目で測った。


 料理にもすぐには手をつけない。


 スープの香りを確かめ、パンを割り、少しだけ口に含んでから、ようやく食べ始めた。


 それでも、昨日よりは少し自然だった。


 彼女の前にも、スープとパンと温野菜がある。


 カイが自分の芋を数え終わった後、エリアナの皿を見ないように努力しているのが、顔に出ていた。


 エリアナはそれに気づいたのか、静かに言った。


「私の皿の芋は、数えなくてよろしいのですか」


 カイが固まった。


 ミリアが目を伏せる。


 アルトは笑いを堪える。


 リゼは真面目に言った。


「必要であれば、本人同意を得てから確認します」


「確認しなくていいです」


 カイが即座に言った。


 エリアナはほんの少し、目元を緩めた。


 笑いと呼ぶにはまだ小さい。


 でも、前よりも確かだった。


 それが食堂の音の中に溶ける。


 重い話の後の、小さな日常。


 それは逃避ではない。


 呼吸だった。


 しかし、食事が半ばを過ぎた頃、エリアナの手が止まった。


 何かを思い出したように、割ったパンの断面を見ている。


 カイの焼き菓子でもなく、白鐘の資料でもない。


 ただの食堂のパン。


 けれど、そこに遠い記憶が重なったのかもしれない。


 ミリアがすぐに声をかける。


「大丈夫?」


 エリアナは少し遅れて顔を上げた。


「はい。身体異常はありません」


 リゼが頷きかけたが、ミリアが視線で止める。


 今は確認の前に、本人の言葉を待つ。


 エリアナはパンを見下ろしたまま言った。


「午前中に、鍵になれなかった子、と言いました」


 テーブルの空気が少し変わった。


 カイが芋を口に入れかけて止まる。


 アルトの左手首が少し温かくなった。


 痛みはない。


 声もない。


 だが、静かだった食堂の音が少し遠くなる。


 ミリアが静かに尋ねる。


「今、話せること?」


 エリアナは考える。


 そして、ゆっくり頷いた。


「詳しく全部は無理です。でも、少しなら」


 リゼが姿勢を正す。


「中止可能です」


「はい」


 エリアナは小さく息を吐いた。


「ここで話しても?」


 ユリウスは同席していない。


 エレオノーラもいない。


 公式記録の場ではない。


 食堂のテーブル。


 人の声が周囲にある。


 重い話をするには、適切ではないかもしれない。


 けれど、重い話はいつも正式な場でだけ出てくるとは限らない。


 アルトは周囲を見た。


 少し離れた席にラウル・ヴァレンシュタインがいる。


 彼は気づいたようだが、こちらを見続けない。


 さらに遠くにセレナ・アイゼンベルグもいる。


 彼女も視線を外した。


 聞かない配慮。


 それができる人たちが、少しずつ増えている。


 ミリアが言った。


「声量を落として、短くなら。負荷が上がったら止めましょう」


 エリアナは頷いた。


「はい」


 アルトは左手首に触れた。


「痛みなし。熱少し。声なし。聞けます」


 エリアナはアルトを見る。


 その確認を、今は少しだけ理解しているようだった。


「ありがとうございます」


 彼女はそう言い、パンを皿に置いた。


「敗戦後、旧王家の血筋を持つ子どもたちは、保護という名目で集められました」


 その一文で、空気が重くなる。


 保護。


 集められる。


 アルトの胸が少し締めつけられた。


 エリアナは続ける。


「私も、その一人でした。完全な直系ではありません。傍系です。けれど、ルクスの名を持っていたので、無関係とは扱われませんでした」


 ミリアが静かに聞いている。


 貴族家の名と血統が、どれほど人を縛るかを知っている顔だった。


 カイは食べるのをやめている。


 リゼは視線を落とさない。


 聞くことから逃げない。


「集められた場所は、表向きは保護施設でした」


 エリアナの声は淡々としている。


 淡々としすぎている。


「暖かい部屋があり、食事もあり、教師もいました。だから、外から見れば恵まれていたのでしょう」


 アルトは左手首を押さえる。


 痛みなし。


 熱少し上昇。


 声なし。


 エリアナは言う。


「でも、私たちはいつも数えられていました」


 カイの顔が強張った。


 芋の数の冗談が、遠くなる。


 エリアナは自分の指先を見た。


「誰がどの血筋か。誰がどの家名を持つか。誰がどの儀礼の言葉を覚えているか。誰の母がどの記録を持っていたか。誰が夢を見るか。誰が鐘の話で泣くか」


 アルトの左手首が熱くなる。


 痛みはまだない。


 でも、胸が苦しい。


 測定印。


 白い線。


 反応を拾うための目印。


 エリアナも、測られていた。


 銀環ではなく。


 血筋と記憶で。


「白鐘の話が出たのは、その時ですか」


 ミリアが静かに尋ねる。


「はい」


 エリアナは頷いた。


「大人たちは、私たちの中に白鐘に反応する子がいるかもしれないと考えていました。王家の血が残っているなら、何かが残っているはずだと」


「反応の確認方法は」


 リゼが聞きかけ、すぐに止まった。


「答えなくて大丈夫です」


 エリアナはリゼを見た。


「今の止め方は、助かります」


「はい」


 少しだけ沈黙が落ちる。


 エリアナは自分で範囲を選んだ。


「音を使ったものもありました。言葉を聞かせるものも。古い絵を見せるものも。子守歌を思い出させるものも」


 アルトの左手首に、少し痛みが走った。


「痛み少し。熱中。声なし。測られる話で反応しました」


 ミリアがすぐに水を差し出す。


 アルトは受け取る。


 カイが低く言った。


「最悪だな」


 エリアナはカイを見る。


「そうですね」


 静かな肯定だった。


 カイは拳を握りかけ、膝の上で開いた。


「怒ってます」


 自分で言った。


 リゼが小さく頷く。


「怒り申告、良好です」


「今言われると思わなかった」


「しかし必要です」


 エリアナの目元が、ほんの少しだけ緩む。


 だが、すぐにまた静かになる。


「私は、反応しませんでした」


 その言葉は、テーブルの上にまっすぐ落ちた。


「鐘の音にも、古い絵にも、白鐘の言葉にも、強い反応は出ませんでした。夢も見ませんでした。熱も痛みもありませんでした」


 アルトは、反射的に左手首を押さえた。


 熱。


 痛み。


 声。


 自分が毎日のように報告しているもの。


 エリアナには、それがなかった。


 だから、彼女は安全だったのか。


 違う。


 彼女の顔を見ればわかる。


「その後、どうなったんですか」


 アルトは聞いた。


 エリアナは少しだけ目を伏せた。


「価値の薄い血筋、と言われました」


 ミリアの表情が凍った。


 カイが息を呑む。


 リゼの灰銀の瞳が、冷たく揺れた。


 アルトの胸にも、鋭い痛みが走る。


 左手首ではない。


 胸だ。


 価値の薄い血筋。


 反応しないから。


 鍵になれないから。


 利用価値が低いから。


 人を、そう呼ぶ。


「でも、自由にはなりませんでした」


 エリアナは続けた。


「価値が薄くても、ゼロではない。利用できるかもしれない。交渉材料になるかもしれない。だから、保護は続きました。観察も続きました」


 アルトは声を出せなかった。


 反応すれば、危険で利用される。


 反応しなければ、価値が低いと扱われる。


 どちらでも、人として見られない。


 エリアナは静かに言った。


「私は鍵になれませんでした。けれど、自由にもなれませんでした」


 食堂の音が遠くなる。


 アルトの左手首が熱い。


 痛みは少し。


 声はない。


 リゼが小さく息を吸った。


「私は」


 その声は、いつもより低かった。


 エリアナがリゼを見る。


 リゼは言葉を探している。


 戦場。


 敗戦。


 集められた子どもたち。


 保護施設。


 反応確認。


 価値の薄い血筋。


 それらのどこに、自分の剣が繋がっているのか。


 直接命じたわけではない。


 施設を作ったわけでもない。


 子どもたちを集めたわけでもない。


 それでも、リゼの勝利の後で、その構造が動いた可能性がある。


「私は、その構造を作る側にいたのでしょうか」


 リゼの言葉に、テーブルが静まり返った。


 ミリアがすぐにリゼを見る。


 カイも顔を上げる。


 アルトは左手首を押さえたまま、リゼを見た。


 リゼの表情は崩れていない。


 だが、瞳の奥が揺れている。


 自分を責めたいのか。


 責めることで何かを終わらせたいのか。


 それとも、本当に見ようとしているのか。


 エリアナはすぐには答えなかった。


 彼女はリゼを見た。


 昨日の応接室と同じように、逃げない目で。


「あなたが直接作った施設ではありません」


 エリアナは言った。


「はい」


「私たちを集めたのも、あなたではありません」


「はい」


「でも、あなた方が勝った後で、私たちは集められました」


 リゼの指がわずかに震える。


「はい」


「あなたの勝利は、私たちの状況と無関係ではありません」


 その言葉は、刃だった。


 だが、乱暴ではない。


 必要な形をした刃。


 リゼはそれを受けた。


「はい」


 エリアナは続けた。


「だからといって、私の過去をすべてあなたに背負われても困ります」


 リゼの目が少し開く。


「困りますか」


「困ります」


 エリアナの声ははっきりしていた。


「あなたが全部背負えば、私はまた、あなたの物語の一部になります。あなたの罪悪感のために私が存在することになります」


 ミリアが小さく息を呑んだ。


 それは、優しさの形をした危うさだった。


 相手の痛みを、自分の罪として全部抱え込むこと。


 それは一見誠実に見えて、相手をまた自分の内側へ取り込んでしまう。


 リゼは黙った。


 アルトも、胸が痛くなった。


 自分も時々、リゼに全部を背負わせそうになる。


 リゼもまた、背負おうとする。


 でも、それでは駄目なのだ。


 エリアナは静かに言った。


「あなたがすべきことは、私の過去を奪って背負うことではありません」


「では」


 リゼの声は少し掠れていた。


「何をすべきですか」


「知ることです」


 エリアナは答えた。


「見なかったことにしないこと。勝った側の記録だけで終わらせないこと。そして、今ここで私を“敗戦国の姫”だけにしないこと」


 リゼは目を伏せた。


 一度だけ。


 そして、顔を上げる。


「はい」


 その返事は、いつもより重かった。


「私は、あなたの過去を全部背負いません。見なかったことにも、しません」


 エリアナは頷いた。


「その方が、私は受け取れます」


 アルトの左手首の熱が、少し下がった。


 痛みはほとんどない。


 声もない。


 ミリアが静かに言った。


「今日の話は、ここで一度止めましょう」


 エリアナは頷いた。


「はい。私も、疲れました」


「言えているわ」


 ミリアの声は優しい。


 エリアナは少しだけ目を伏せる。


「はい」


 カイが自分の皿を見た。


 芋が一つ残っている。


 彼はそれを見つめ、しばらく黙っていた。


 それから言った。


「俺、食っていいですか」


 あまりにも普通の言葉だった。


 エリアナが少し驚いたように彼を見る。


 カイは真面目だった。


「話が重い時、食っていいかわからなくなる。でも、食わないと午後きつい」


 ミリアが少しだけ笑った。


「食べていいわ」


 リゼも頷く。


「栄養摂取、必要です」


 アルトも言う。


「僕も、少し食べます」


 エリアナは自分の皿を見る。


 スープは少し冷めていた。


 パンも残っている。


 彼女はしばらく見ていた。


 それから、パンを小さくちぎって口に入れた。


「私も、食べます」


 カイが頷く。


「良いと思います」


 リゼが言う。


「非常に良好です」


 エリアナは少しだけ目元を緩めた。


「それは、食べたことがですか」


「はい。疲労時の食事継続は重要です」


「そうですか」


 そのやり取りで、少しだけ食堂の音が戻ってきた。


 皿の音。


 椅子の音。


 人の声。


 自分たちのテーブルだけが、過去に沈みすぎないように、日常が少しずつ周囲から戻ってくる。


 昼食後、午後の授業まで少し時間があった。


 四人とエリアナは、食堂を出て廊下の窓辺で休憩した。


 外の中庭には、穏やかな光が落ちている。


 青い布で塞がれていた鐘楼側の導線は、まだ残っている。


 そこを見ると、アルトの左手首が少しだけ温かくなった。


 痛みはない。


 声もない。


 エリアナも同じ方向を見ていた。


「鐘は、まだ鳴らないのですね」


「はい」


 アルトが答える。


「今は、鳴らさない方が安全です」


「鳴らさないことを選べるのは、不思議です」


 エリアナは言った。


「私の周りでは、鳴るか鳴らされるか、決めるのはいつも大人でした」


 ミリアが静かに言う。


「ここでも、いつも選べるわけではないわ」


「はい」


「でも、選べる場を増やすことはできると思う」


 エリアナはミリアを見た。


「あなたは、そういう言い方をするのですね」


「どういう言い方?」


「完全ではない。でも、ゼロではない、と」


 ミリアは少し考えて、微笑んだ。


「ええ。たぶん、それが私にできる整え方だから」


 エリアナは少しだけ目を伏せた。


「私は、完全でなければ意味がないと思っていたのかもしれません」


「そう思わないと、生きにくい場所もあるわ」


 ミリアの声は柔らかかった。


「でも、ここでは少しずつでもいいと思う」


 エリアナは答えなかった。


 ただ、聞いていた。


 リゼは窓の外を見ている。


 その横顔には、まださっきの言葉が残っている。


 あなたの勝利は、私たちの状況と無関係ではありません。


 あなたが全部背負えば、私はまた、あなたの物語の一部になります。


 リゼは、その言葉を忘れないだろう。


 忘れない代わりに、全部背負わないことを学ばなければならない。


 アルトはリゼの近くへ一歩寄った。


「リゼさん」


「はい」


「全部持たないでください」


 リゼはアルトを見る。


 第6章で、アルトが言った言葉。


 リゼさんは全部持たないでください。


 僕たちの店も、今守る場所です。


 今度は店ではない。


 エリアナの過去。


 敗戦国の子どもたち。


 価値の薄い血筋。


 それを全部リゼが持つ必要はない。


 でも、見なくていいわけでもない。


 リゼは静かに頷いた。


「はい。全部持ちません。見ます」


 エリアナがその言葉を聞いていた。


「見ます、ですか」


 リゼはエリアナへ向き直る。


「はい。あなたの過去を、私の罪悪感だけにしません。あなたが話した範囲を、あなたのものとして扱います」


 エリアナはすぐには答えなかった。


 それから、小さく言った。


「今日のところは、それで十分です」


 リゼは頷く。


「はい」


 カイが少しだけ空気を読んだ顔をして、それでも言った。


「午後の授業、行けそうですか」


 エリアナはカイを見る。


「あなたは、いつも食事と授業に戻すのですね」


「戻した方がいいだろ」


「そうですね」


 エリアナは少しだけ口元を緩めた。


「戻りましょう」


 廊下を歩き出す。


 午後の授業へ。


 重い話を抱えたまま。


 完全には整理できないまま。


 それでも、戻る。


 アルトは左手首に触れた。


「痛みなし。熱少し。声なし」


 エリアナが隣で、ほんの少し迷ってから言った。


「身体異常なし。疲労あり。感情、重いです。でも、午後の授業へ行けます」


 リゼが静かに頷く。


「良好です」


 エリアナはその言葉を、今度は少しだけ素直に受け取ったように見えた。


「はい」


 階段を上がる途中、カイが思い出したように言う。


「鍵になれなかった用、って焼き菓子名はさすがに駄目だよな」


 ミリアが即座に言った。


「駄目ね」


 リゼも真面目に続ける。


「負荷が高すぎます」


 アルトも頷く。


「駄目です」


 カイは少し肩を落とした。


「じゃあ、午後も行く用」


 ミリアが微笑む。


「それなら良いわ」


 エリアナが足を止めかけた。


 そして、小さく言った。


「午後も行く用」


 少しだけ、声に笑いが混じった。


「それは、悪くありません」


 カイの顔が明るくなる。


「だろ」


 リゼが記録帳を出しかけた。


 ミリアがそっと手で止める。


「今は覚えておけばいいわ」


 リゼは少し考え、記録帳をしまった。


「了解しました。覚えます」


 午後の授業へ向かう廊下に、五人分の足音が並ぶ。


 保護対象。


 保護観察対象。


 灰銀の戦乙女。


 敗戦国の姫。


 鍵になれなかった子。


 たくさんの名が、それぞれの背後にある。


 けれど今、廊下を歩いているのは、午後の授業に戻る五人だった。


 それもまた、確かな記録だった。


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