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東の扉を開けると、冷たい鉄の匂いが鼻を刺した。
部屋の壁はすべて鉄板で覆われ、ところどころ深い傷が刻まれている。
まるで巨大な爪で引き裂かれたような痕跡だ。
一歩踏み出した瞬間、奥から低いうめき声が響いた。
「……誰かいるのか?」
返事はない。
代わりに、暗がりの奥で何かがゆっくりと動いた。
次の瞬間、巨大な影が飛び出してきた。
ヒグマだ。
凶暴な光を宿した目があなたを捉え、獣臭が一気に押し寄せる。
そのまま猛然と襲い掛かってきた。
あなたは反射的にチェーンソーのスイッチを入れた。
轟音が部屋に響き、刃が唸りを上げる。
ヒグマの腕が振り下ろされる――
その瞬間、あなたはチェーンソーを横に振り抜いた。
金属の刃が肉を裂き、血飛沫が鉄の壁に散った。
ヒグマの腕が切断され、獣は苦しそうに吠えながら床へ倒れ込む。
息を整える暇もない。
まだ終わっていない気配がする。
――どうする?
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