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チェーンソーの重さが腕に食い込み、あなたは思わず息をついた。
このまま持ち歩くには重すぎる。
部屋の隅にあるクロークへ歩み寄り、扉を開くと、古びた木の匂いがふわりと漂った。
中は意外にも広く、棚がいくつか残っている。
あなたは慎重にチェーンソーを棚へ置き、扉を閉めた。
重たい金属音が、静かな部屋に響く。
――少し身軽になった。
そう思った瞬間、天井が不気味に軋んだ。
「……え?」
次の瞬間、激しい揺れが部屋全体を襲った。
床が波打つように揺れ、あなたは思わず壁に手をつく。
散乱した家具が跳ね上がり、部屋中で暴れまわる。
天井のどこかで、何かが外れる音がした。
見上げると、巨大な瓦礫が崩れ落ちてくるのが見えた。
逃げる暇はない。
重たい衝撃が体を押しつぶし、視界が一気に暗転した。
――そこで、すべてが途切れた。
- END -




