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CYOA  作者: さだきち


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19/50

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鉄の壁に覆われた部屋は、暗く、どこか湿ったような重苦しい空気が漂っていた。

倒れた死体の腐臭が鼻を刺し、遠くで何かが軋むような音が響く。


「今のうちに逃げよう……!」


そう思い、部屋の出口へ向かって駆け出した。

しかし、背後から 凶暴なヒグマのうめき声 が響き、鉄の床を叩く重い足音が迫ってくる。


振り返ると、ヒグマが執拗に追いかけてきていた。

チェーンソーを握り直し、反撃しようと身構えたその瞬間――

重いチェーンソーが、床の凹みに引っかかった。


「しまっ……!」


わずかな隙を逃さず、ヒグマが飛びかかってくる。

鋭い爪が、喉元を深く抉った。


視界が赤く染まり、鉄の壁がゆっくりと遠ざかっていく。


- END -


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