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瓶の中の液体は、ひんやりとした空気に似合わず、どこか温かみのある香りを放っていた。
一口含んだ瞬間──驚くほど滑らかで、喉の奥へと心地よく広がっていく。
「……美味しい」
その言葉が自然に漏れた。
体の奥から、じわじわと力が湧き上がってくる。
重かった腕が軽くなり、呼吸が深くなる。
視界が少しだけ鮮明になったような気さえした。
まるで、体中の血が勢いを取り戻したようだ。
不気味な部屋の空気さえ、今は少しだけ遠く感じる。
──よし、動ける。
あなたは瓶を置き、次の行動を決めるために立ち上がった。
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