14/50
14
チェーンソーの重さが腕に食い込み、あなたは思わず息をついた。
このまま持ち歩くには重すぎる。
部屋の隅にあるクロークへ歩み寄り、扉を開くと、古びた木の匂いがふわりと漂った。
棚は埃をかぶっているが、まだ十分に使えそうだ。
あなたは慎重にチェーンソーを棚へ置き、扉を閉めた。
重たい金属音が、静かな部屋に響く。
――少し身軽になった。
部屋の揺れはすでに収まり、散乱した家具も静かに横たわっている。
天井の軋む音も止み、わずかに落ち着いた空気が戻ってきた。
これで、次の行動に集中できる。
---
- 先へ進む → 目次から 2 を選択




