壁の中の眼
最終エピソード掲載日:2026/06/20
私が気にするのは、なんの変哲もなさそうな壁だ。石壁の隙間。木板のうろ穴。コンクリートになぜかぼこっと開いている穴。それを埋めたらしい、真新しい色のコンクリートが詰め込まれた壁。坂にある家々の、城壁めいた基礎に生じる暗い異次元洞窟めいたそれ。
それがあまりにもたくさん身近にあるので、私は娘から手を放せない。
ほら、あそこにも。
ああ、こんな近くに。
2006年 八月 コミケで無料配布したもの
ピクシブにも掲載
それがあまりにもたくさん身近にあるので、私は娘から手を放せない。
ほら、あそこにも。
ああ、こんな近くに。
2006年 八月 コミケで無料配布したもの
ピクシブにも掲載