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ADABI — 徒火 —  作者: ありをりはべりいまそかり


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『第10話あとがきメモ』

蓮昭れんしょう

浄火寺(じょうかじ)の僧兵を束ねる僧。

避難民の受け入れに協力しているが、寺の中へ武具を持ち込ませないこと、兵を隠すために寺を使わせないことを条件としている。

祈る者でありながら、戦場を見る目も持っている。


佐平さへい

薄尾(すすきお)の男。

荒砥に従わされた土地の者で、敵か民かを簡単には分けられない立場にいる。

右の林が雨の日に沈むことや、北の林道へ抜ける尾根道の存在を語った。


薄尾すすきお

荒砥に従わされた土地。

第10話時点では、薄尾の者たちが地元の道を荒砥側に教えさせられていた可能性が示されている。

佐平や沼原弥平の出身に関わる場所。


■ 沢の出口

沢道から逃げてくる民を受ける場所。

怪我人、歩ける者、子ども連れを分け、歩ける者は浄火寺(じょうかじ)へ送る。

迅が「人を流す」役目を担い始めた場所でもある。


■ 右の林

沢の出口の右手にある林。

雨の日は足元が沈みやすく、避難民が入り込むと危険な場所。

一方で、尾根道へ抜ける細い道があり、敵が荷駄道を見張るために使っている可能性がある。


尾根道おねみち

右の林から北の林道へ抜ける細い道。

荷駄や馬は通れないが、人なら通れる。

逃げ道にもなり、敵の道にもなるため、灰ヶ峰城側でも警戒が強まっている。


■ 見せ荷駄

敵の反応を見るために、あえて見える道へ出された荷駄。

第10話では、空俵と一部の本物の米俵を混ぜて運ばれた。

敵がどこから見ているのか、どう動くのかを探るための役目を持つ。


空俵からだわら

中身を抜いた俵。

外からは米俵のように見えるが、実際には軽い。

第10話では、敵の目を動かすために使われた。

中身は空でも、人足が危険を背負って運ぶ以上、軽いだけの荷ではない。


■ 荷駄道

荷駄が通る道。

兵糧や火薬、道具を運ぶために重要な道であり、敵に見られれば襲撃や妨害の危険がある。

第10話では、敵がこの道を見ていた可能性が高まった。


赤土峠あかつちとうげ

燧国東側の重要な峠。

荒砥の本隊が入る可能性があるため、灰ヶ峰城側は兵糧や物資を送って備えようとしている。

荷駄の遅れは、赤土峠の守りにも影響する。


斥候せっこう

敵の位置や道の様子を探る者。

第9話では、右の林から尾根道へ入り、敵の足跡や火の跡を確認した。

戦うよりも、見て戻ることが重い役目になる。


■ 物見

敵の動きや地形を探る役目。

第10話では、黒羽甚内の配下が右の林に置かれ、敵の目を見返す役目を担っている。


■ 見たいものと見るべきもの

第10話で迅が学んだこと。

荷駄道で敵影の鐘が鳴った時、迅は何が起きたのか見に行きたくなる。

しかし、自分の役目は沢の出口を離れず、避難民の流れを守ることだった。

見たいものではなく、見るべきものを見ることが、迅の新しい課題になっている。


■ その嫌を忘れるな

燧景胤が迅に伝えた言葉。

戦では、人を動かすためにすべてを話せない時がある。

しかし、それを当然と思えば、民はただの荷になってしまう。

迅にとって、戦の中で人を人として見続けるための大切な言葉になっている。

※第6話〜第10話で新しく登場した人物・場所・用語を中心にまとめています。

※すでに紹介済みの人物・用語は、大きな変化があった場合のみ更新します。

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