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無能のレッテルを貼られた俺、女戦士たちを強化して魔物討伐していたら魔王に目をつけられた  作者: 積と和〝


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第9章 冒険者ギルドの受付嬢

「ひゃ、100枚!」

たしか大金貨だと50枚もあれば割といい家が買えるはずだ。

「ところでその、さっきからいう今日の分というのは?」

「ええ、当ギルドの限界です。決裁が本部で降りないとこれ以上今は払えないんです」

「ああ、では最終的にいくら貰えるんでしょう?」

「すみません、まだ言ってませんでしたね。私も興奮しちゃって。だってドラゴンですよ、丸ごと一体なんて初めて見ました。皮膚なんかすんごい硬くて触っただけで鳥肌もんでした、ってすみません、報酬ですよね。ええと、全部で大金貨500枚+αです」

(500!ええー)

隣のクリスを見ると、あれ割とすましてるな。

「お前、驚かないのか、おい、クリス!」

「気を失っていますね」

ギルドのお姉さんがこれまた落ち着いて説明してくれた。

それダメだろ!


ーーー


とりあえずギルドには今後もらえる分も含めて大金貨498枚をギルド預け、2枚だけもらってきた。

ついでに記念にくれたドラゴンの鱗を2枚持ち帰った。


「ごめんね、途中から意識飛んじゃった。びっくりしちゃって」

「まあそうだよな。心構えなく聞いたからな。俺みたいなやつでもさすがに心拍数上がったぜ」

「ふふ、バインがねえ」

「なんだよ。ほれ、お前にも渡しておくぞ」

俺は大金貨一枚とドラゴンのうろこ一枚を手渡した。

「俺も同じだけもらってるぞ。残りの金についてはちょっと相談があるんだが」

クリスがベッドのふちで座りなおした。

「二人の家、住む家買わないか?ずっと宿でも飯は困らんが」

「かう、買う!二人だけの家になるんでしょ」

すごい食いつきだ。

「宿、いやだったか?」

「そうじゃないけど、自分の家って持ったことないんだ、憧れ」

「ああ、確かに俺もそうだな。よし明日ギルドで聞いてみようぜ。王都の方がいいか?」

「この街、いい街だから。ここグレイブがいいんじゃない」

よし決まりだ。


ーーー


次の日、混雑時間をさけて冒険者ギルドを訪ねる。

昨日の受付嬢のところへ。

「昨日はどうも」

「あ!バインさん、クリスさんこんにちは。今日はどうしたんですか!」

「あ、うん、あのな2、3聞きたいことがあってな」

「はい、なんでしょう。どんどんなんでも聞いてくださいね」

「なんか、、、いつもに増して待遇いい感じだな」

「そうですか? でもまあそりゃあ、、おニ人のおかげでギルド絶対もうかりますから。そうしたらボーナスも、うふふ」

「そうか、それはよかったな。じゃあついでにもうちょっとだけギルドが儲かるかもしれん相談もあるぞ」

「キャー神様ですね!」

「ははは、まずは一つ目、昨日報酬で+αといったな。その場で聞こうと思ったらこいつが気を失ってあわてて帰ったから聞き損ねた」

クリスがほほを膨らませて横っ腹をつついた。

「あ、あれですね、あれはドラゴンの素材って思いのほかたかく売れる事があって。そういったときに提供者にも還元しようっていう部分です。なのであんまり期待しないでください」

「なるほど、それと、だ、クリスのランクは上がるのか?」

「それも大事ですよね。すみません、昨日は興奮しすぎて大事なこと皆抜けてますね。はい、後日になりますがランクアップが通知されます。おそらくバインさんも。ちょっと遅れているのは通常ならワンランクアップですが、ドラゴンですから、Sランク認定されそうなドラゴンですから。ツーランクアップはどうかっていう検討中なんです。私、ツーランク行くと思ういますよ、ぜひ行ってほしいです」

この受付嬢は。他人事なのにまた興奮してるな。基本いい子なんだろう。


「最後にこれがメインの相談なんだが、2人で住む家を紹介してくれ。購入だ」

「おお、それがギルドも儲かるやつですね。私に担当させてください。売れると私にも身入りが!」

「ああ、いいぞ、じゃあ頼む」

「はい!」

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