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無能のレッテルを貼られた俺、女戦士たちを強化して魔物討伐していたら魔王に目をつけられた  作者: 積と和〝


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第19話 エクスプロージョン・リミテッドブレイク

「こっちじゃ。奴らは上空から探索しておる。樹冠が大きく、樹間が狭いところをいくぞ」

おお、なかなかやるじゃないか。

いい道案内だ。

(ガサッ)


「ん?」

何か音がしたような。

「何をしておる走れ!」

もう、クリスとシャインの2人は遥か向こうまで走り去っている。

(ええ、なんだよ)

俺も追いかけて走り出す。俺、逃げ足だけは早い方だ。

「なんなんだよ急に」

「お主速いの、フェニックスじゃ。地上に居った。ズルいのう」


まあ向こうも賢いからな。

「シャイン、エクスプロージョン行け」


「お主、かなりアホじゃの。さっき撃ってから何時間経った?魔力充填1日かかるんじゃ」

俺の魔力はさっきの闘いで使い切った。だが回復は空っぽからでも1時間だ。

「オーバーブースト」


「ほええ、力が湧いてくるのおお。いける気がするわー」

シャインがいきなり立ち止まり振り向く。

フェニックスいない?

(バサッ)

羽音、上か!

「エクスプロージョン・リミテッドブレイク!」

おお、なんか神々しい声での呪文になっている。

(ピカーーーーーッ)

‘ドッドッカーーーーーン’

「おうわーっ」

「きゃー」

「グヘーじゃ」


ーーー


見事に3人揃って吹き飛ばされた。さっきの比じゃない。

至近距離でさっきの数倍の威力の魔法が放たれた。


「お前こそアホだろ。こっちが死ぬだろが」

「いや、我慢ができんほどの魔力量での、すまんすまん」

こいつもか。


「フェニックスは?」


周囲を見ようとするが、

「イタタタ」

身体中打ちつけていてすぐには動けない。

「クリス、大丈夫か」

声をかけるが返事がない。

「クソっ」

俺はなんとか身を起こす。

少し離れたところにクリスが倒れている。


「クリス!」

くそっ。

「クリス、わりいな、そこまで行けん、ブースト!」

クリスの身体がビクッと跳ねた。

「バイン?」

クリスの声が聞こえた。

「よかった」

俺は意識を手放した。

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