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無能のレッテルを貼られた俺、女戦士たちを強化して魔物討伐していたら魔王に目をつけられた  作者: 積と和〝


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第18話 大魔法使い?

「我の魔法だ、感謝しろ」

背後から声が聞こえた。

「我の超強力な‘エクスプロージョン’のおかげでフェニックスどもがビビっとる間に逃げられたんじゃろ」


なるほで、さっきの無茶な魔法の元凶か。

「お前なあ」

続きを言う前にクリスが言う。

「どうもありがとう。助かったわ」

「は?」

俺は文句が言いたいぞ。


「だってバイン、命を救われたのは事実よ」

「まあそうだが。もう少し俺らへの配慮はできんのか」

「そりゃ無理じゃの。アレが最大じゃが、アレが最小じゃ」


つまり…


「出力調整不可じゃ」


やっぱりな。

「まあ、助かったのは事実だ。例を言おう」


「初めから素直にそういえば良いのじゃ」


一瞬イラっとする。


「しかし、なんで2人でフェニックスとやり合うんじゃ? アホなのか?」


「誰がそう聞かれてハイそうですって言うんだよ。討伐するための依頼を実行したんだ。みんなヤラレっちまって誰ももう着いてこないんだよ」


「そうかなるほど。我が仲間になってやろう」

「何本当か? あの無茶な魔法でバンバンやればいいだろ」

「お前ほんとにアホじゃの。あの威力そんなバンバンとか撃てるわけなかろ。魔力充填に1日かかる」


「はい? つまり1日一発っきりか。役に立たんな」

「貴様、命の恩人の仲間にその言いぐさはなんじゃ。そんなに撃てるんなら我が既に討伐しておるわ。その貴重な魔法をお前らのために使ったんじゃ。ほれもっと感謝しろ」

「…」

確かに。だから攻撃せずに隠れてたのか。

「お前こそ、じゃあなんで勝ち目ないのにこんなとこ1人できてんだよ」

「…それは」

ん?なんで口ごもってるんだ。

「お前、人助けして、取り入る仲間を探してたな。誰も組んでくれないのか?」

「そ、そんなことは…ある。我の魔法は強力じゃが、使い勝手がちょっとな。ダメかの?」

「いいぞ、仲間に入れ」

「ちょっとバイン。確かに強力だけどアレじゃ」

「おお、ありがとのー。我は大魔法使いの“シャイン”じゃ」


「俺はバイン。こいつはクリスだ。よろしく頼む。早速だが試したいことがある」

クリスがなるほど、というように俺を見る。

「バイン、付与するの?」

「やってみる価値はある。あと放っておけんだろ」


ーーー


一旦はクリスの怪我のこともあるので街を目指す。

フェニックスが怒りに任せて街を襲っていなければいいが。

「多分それは大丈夫じゃ。奴らエサを取りに行ってるだけで街を破壊したいわけじゃない」

「じゃあ、もう俺たちも狙われないか?」

「それは無理じゃ。襲撃者じゃからな」

やっぱそうだよな。慎重に隠れながら下山しよう。バレないように…

フラグ、立ちました。

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