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無能のレッテルを貼られた俺、女戦士たちを強化して魔物討伐していたら魔王に目をつけられた  作者: 積と和〝


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第17話 フェニックスとの攻防

「行くぞクリス」

俺はクリスの手をかざす。

「ーーオーバーーブーーストー」

これまで誰にも、こんな強力なブーストはかけたことがない。

初めて魔力を持っていかれる感覚を味わった。


みえない、一瞬で2羽の首を狩ってみせる。

そのあとしっかり“再生核”である心臓を破壊する。


しかし、さすがフェニックス、ただやられてはいない、残りの個体は即座に飛び上がった。

そのうちの数羽がクリスに向けて突っ込んでいく、その後ろからものすごい光が追い越していく。

「あれがフェニックスフレアか」


クリスが光速で避けるが避けきれない、右足を焼いた。

すかさず切り返そうとするが、クリスに突っ込んでいっていたフェニックスに炎の塊のようぶつかる。

「ふ、フレイムダイブ…」


クリスがいない、いやいた、いるが、地面で動けない、黒焦げで、おそらく骨までやられた。

地上にいた雛鳥たちが興味深げに寄っていっている。

俺の能力では救いにいけない。親鳥には俺の存在もバレているだろう。


「万事休すか。短い夢だったな。だが最後に悪あがきだ」

俺は死を覚悟してクリスに向かって走る。

「ブースト、ブーストーオーバーブースト!!」


全魔力を出し切ってクリスにブーストする。

「……」

クリスは動かない。

事切れているのか。

なら、何も効かないか。


俺もその場に倒れ込む。

やはりクリスは動かない。


ーーー


「エクスプロージョン!!」

うわっ、まぶしい、目があぁ

‘ドッガーン’


凄まじい衝撃波と共に地面が爆ぜる。

強力な魔法であることは間違いないが…しかし

イタタタ、とんでもない距離を俺も飛ばされた。


クリスは、だめだもうカケラも見当たらない。ひでえな。


突然胴回りを締め付けられ移動を始めた。

誰かに抱えられていると気づくのにしばらくかかった。

「クリス、無事だったか」


「無事じゃないけど、あんた何やったの?すごい力湧いてくるんだけど」

「あははは、すまんな、全魔力でお前をブーストした」


「笑い事じゃないわ、身体ぼろぼろなのに軽く動くし」


とりあえず光速で山を離れ、一旦フェニックスを巻くことはできた。

上空からさがされているが。

「それにしてもあの爆発で助かったな。なんだアレは」

「まあ、バインじゃないわよね。ちょっと期待したけど」


「我の魔法だ、感謝しろ」

また変なのがきたぞ。

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