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無能のレッテルを貼られた俺、女戦士たちを強化して魔物討伐していたら魔王に目をつけられた  作者: 積と和〝


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第15話 スーキニ南方連合国

翌朝は、ケイトをギルドに送りつつドラゴン関連の依頼を探す。

さすがに無いな。ましてやSSランクの王龍種は。

「バインさん、そんな依頼は見たことないですね。王龍種って。最近現れてもないんじゃないですか。絶滅したとかかもですよ」

ケイトが仕事モードでいう。

そんなケイトを見ていて、今朝の三人で朝食での会話を思い出す。


ーー


「・・・」

「・・・」

「・・・」

はじめは微妙な雰囲気だった。

そんな沈黙をケイトが破る。

「二人とも、昨晩は邪魔してごめんね。でも、ありがとう」

「まあ、いいんじゃないか」

「うん、たまにはいいかもね。ケイト柔らかいし」

――そうだ、途中この二人だけで楽しんでたんだ。

クリスが変な趣味に目覚めなければいいが。


もう遅いか?


ーー


依頼ファイルを見ながら考えた。依頼じゃなくても、いや、そもそもドラゴンじゃなくてもいいじゃないか。

Sランク魔獣のフェニックスでどうだ。


それこそケイトに聞いてみた。

そしたらなんと。

「隣のスーキニ南方連合国にフェニックスの大群が出没中との情報は来ています。隣国なので詳細は不明ですが討伐費が(かさ)んで連合国が傾いていると聞いています」

「それ、俺らが行って討伐できるのか」

「もちろん。冒険者に国境はありません。それに、いずれこの国に現れる可能性もあり、王国としても警戒中です」

「よしやる、ケイト、何とかそれクエストにならないか?」

「えーとそうですよね、その方がいいですね。ギルマスに聞いてみます」


次の日、クリスと隣国へ向けた出発準備だ。

「バイン、うれしいわ、また闘える。Sランクの群れってどうしよう」

クリスから喜びがあふれている。

俺は最近クリスに愛情とともに魔法の効果を知るパートナーとして期待を感じている。

それにこれまでの戦いから負けるとは思っていない。

しかし体への負担はある、

こんなに喜んでいるんだ、まあ俺が上手くマネジメントすればいいだろう。


ケイトの努力もあって、来週には南方連合国側のギルドを通してクエストとして依頼が出てくる手はずだ。

通常の出発の準備はできた。もう少しで出発というところ。

ケイトは今回、ギルドからマジックバックを借りてきて、たくさんの食料を詰めている。

「手作りでたくさん作ったから食べてね。栄養大事だからね。絶対に無事帰ってきてよ。せっかく親友になれたんだから」

「そうだな、もう三人は親友以上だ。絶対に無事帰ってくるさ。ケイトにはまた留守番を頼んだぞ。なあクリス」

「当然よ、大事なケイトを残して死ねないわ」

「クリス―」

ケイトがクリスに抱きついた。

この2人、どんどん仲良くなって、まあ良いことだ。

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