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無能のレッテルを貼られた俺、女戦士たちを強化して魔物討伐していたら魔王に目をつけられた  作者: 積と和〝


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第11章 2度目のドラゴン討伐

夜、自宅の風呂場で。

「確かに広いお風呂気持ちいいわ」


俺はクリスを後ろから抱きしめつつ言った。

「そうだな。俺たちのこの状態では広さは関係ないがな。ところでクリス、金はあるから、俺はどうしても魔獣討伐に行きたいとは思っていない。だが、今までのお前の言動を考えると、お前は行きたいんだろ?」

「そうね、そろそろ我慢の限界かしら」

「じゃあまあ明日にでもダンジョン行くか」

「うん。そういえばもう一頭のドラゴンどうなったのかしら?」

「あれ以来、何も聞かないな。討伐されれば話題になりそうだが? 明日、ギルドで聞いてみるか」


ーーー


翌日は朝から冒険者ギルドに行ってみた。

やはりこの時間は混んでいるな。

「ケイト、来たぞ」

「あ、バインさん、クリスもいらっしゃい、依頼受けるの?」

「いや、ダンジョンに行こうかと思ってるんだが。その前に一つ聞いておきたくてな」

「なにかしら?」

「例のドラゴンもう一頭どうなってる?」

「え?知らないんですか、騎士団壊滅的で大変なんですよ。冒険者はみんな恐れをなして集まりません」

「なんだと?なんで教えてくれないんだ」

「言ったら二人行くんですか?あんな目にあってたらもう行かないでしょ?」

あんな目ってなんだっけ。

「クリスが復活するのに時間がかかったことならまあ確かに大変だったが、別にドラゴンに攻撃されたわけじゃないぞ。それより騎士団のみんなは無事なんだろうな」

「無事じゃないですよ。結構亡くなっちゃいました」

「リーダーのジェミニさんは?」

「ああ、大怪我ですが、まだ指揮をしているそうですよ。責任者ですからね」

そうか。あの人まじめすぎだな。

「ねえバイン、支援に行きましょうよ」

「そうだなクリス、おれもそう考えていた」

「ケイト、留守中は家に住んでいいから管理を頼むぞ」

「ええ、家の管理はいいけどほんとに行くんですか?せっかく友達になったのに死なないでくださいよ!」

「わかってるよ。・・・お前、友達なのか?」

「えっ・・・違うの?」

優しく頭を撫でてやった。


――


「よし行くぞ! ケイト後は頼んだ」

「はい!ほんとうに気を付けてくださいよ」

その日のうちにギルドの馬車を借りて出発する。

今回は俺とクリスの二人旅にした。

一度行って道がわかるのと、ギルド職員を危険にさらす必要はないからな。

4日後の早朝、村に到着した。

「バイン、クリス久しぶりだな」

「あ、おはようございますジェミニさん。思ったより元気そうで」

「まあ、こんなんだがな」

失った左腕を見せてくれた。

「すみません、苦戦中なの知らなくて。今回もうまくいくかわかりませんが、がんばります」

「無理はしなくていいからな。だができれば討伐しておきたい。村人が今も避難中で戻ってこれない」

「それはいけませんね。畑が荒れます。じゃあ早速行ってきます」

「あせるな。ここまでくれば一日を争うわけじゃない。一度休め」

とりあえず食事だけいただいた。


久しぶりに保存食よりはマシなものを食べた。これで腹も落ち着いた。

「じゃあクリス行くぞ」

「ええ、楽しみね!」


「もう行くのか?」

ジェミニさんの問いかけは独り言になった。

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