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魔王城の台所番が、なぜか最強の国家を作ってしまった件

作者:うそう
最新エピソード掲載日:2026/04/06
固有スキルなし。適性職:台所番(見習い)。
魔王軍で最も地位が低い職だ。

転生した元食品メーカー社員・村田誠一は、特に動揺しない。
理不尽な配属は前の会社で慣れ済みだ。

黙々と働き始めた誠一がやったのは、ごく当たり前のことだった。
食材の先入れ先出し。作業の分担。弱火で煮込むスープ。

三日後、食堂に行列ができていた。
兵士の士気が上がり、食材費が七割に落ちた。

魔王「今日から軍の物資全般を任せる」
誠一「……急じゃないですか」
魔王「余が決めた」

こうして台所番は、在庫管理・原価計算・工程改善だけを武器に、
魔王国のサプライチェーンを——そして最終的には一つの国家を——
根底から変えていく。

本人は「当たり前のことをしているだけ」と思っている。
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