万葉恋歌
万葉集は現存する我が国最古の歌集。
天皇、皇后をはじめとして、皇族、貴族、宮廷官人から農民、遊行女婦、乞食者に至り、実に多様な階層の歌を収録しています。
万葉作者の総数としては、約450名。総歌数としては、4,500首を超えるほどの、膨大な歌集。
その中から、筆者なりの選により、相聞歌を中心に、約1300年以上前の、この日本に生きた人々の、想い溢れる歌を、紹介してみたいと思います。
※カクヨムにも掲載しています。
天皇、皇后をはじめとして、皇族、貴族、宮廷官人から農民、遊行女婦、乞食者に至り、実に多様な階層の歌を収録しています。
万葉作者の総数としては、約450名。総歌数としては、4,500首を超えるほどの、膨大な歌集。
その中から、筆者なりの選により、相聞歌を中心に、約1300年以上前の、この日本に生きた人々の、想い溢れる歌を、紹介してみたいと思います。
※カクヨムにも掲載しています。
鳴く鹿を詠みし一首
2020/11/23 09:00
我妹子は 釧にあらなむ 左手の
2020/11/24 09:00
三諸の 神の帯はせる 泊瀬川
2020/11/25 09:00
石川大夫の選任して京に上りし時に、
2020/11/26 09:00
妻に与えた歌と、妻からの反論
2020/11/27 09:00
遣唐使の母が子に贈った歌
2020/11/28 09:00
柿本人麻呂 紀州国にして作りし歌四首
2020/11/29 09:00
足柄の坂を過ぎしときに、死人を見て作りし歌一首
2020/11/30 09:00
ひさかたの 天の香具山 この夕
2020/12/01 09:00
巻向の 檜原に立てる 春霞
2020/12/02 09:00
古の 人の植ゑけむ 杉が枝に
2020/12/03 09:00
児らが手を 巻向山に 春されば
2020/12/04 09:00
春霞 流るるなへに 青柳の
2020/12/05 09:00
我が背子を 莫越の山の 呼子鳥
2020/12/06 09:00
朝ゐでに 来鳴くかほ鳥 汝だにも
2020/12/07 09:00
冬ごもり 春さり来れば あしひきの
2020/12/08 09:00
風交じり 雪はふりつつ しかすがに
2020/12/09 09:00
冬過ぎて 春来たるらし 朝日さす
2020/12/10 09:00
浅緑 染め掛けたりと 見るまでに
2020/12/11 09:00
見渡せば 春日の野辺に 霞立ち
2020/12/12 09:00
春霞 たなびく今日の 夕月夜
2020/12/13 09:00
朝霞 春日の暮れば 木の間より
2020/12/14 09:00
春雨に ありけるものを 立ち隠り
2020/12/15 09:00
今行きて 聞くものにもが 明日香川
2020/12/16 09:00
春日野に 煙立つ見ゆ 娘子らし
2020/12/17 09:00
冬過ぎて 春の来れば 年月は
2020/12/18 09:00
春日野の 浅茅が上に 思ふどち
2020/12/19 09:00
春山の 友うぐひすの 鳴き別れ
2020/12/20 09:00
冬ごもり 春咲く花を 手折り持ち
2020/12/21 09:00
春山の 霧に迷へる うぐひすも
2020/12/22 09:00
出で見れば 向かひの 岡に本繁く
2020/12/23 09:00
霞立つ 春の永日を 恋ひ暮らし
2020/12/24 09:00
春されば まづさきくさの 幸くあらば
2020/12/24 09:00
春されば しだり柳の とををにも
2020/12/26 09:00
かほ鳥の 間なくしば鳴く 春の野の
2020/12/27 09:00
春の野に 霞たなびき 咲く花の
2020/12/28 09:00
春されば 水草の上に 置く霜の
2020/12/29 09:00
春霞 山にたなびき おほほしく
2020/12/30 09:00
恋ひつつも 今日は暮らしつ 霞立つ
2020/12/31 09:00
我が背子に 恋ひてすべなみ 春雨の
2021/01/01 09:00
今さらに 君はい行かじ 春雨の
2021/01/02 09:00
春雨に 衣はいたく 通らめや
2021/01/03 09:00
梅の花 散らす春雨 いたく降る
2021/01/04 09:00
朝戸出の 君の姿を よく見ずて
2021/01/05 09:00
春山の あしびの花の 悪しからぬ
2021/01/06 09:00
春雨の 止まず降る降る
2021/01/07 09:00
相思はぬ 妹をやもとな 菅の根の
2021/01/08 09:00
ますらをの 出で立ち向かふ 故郷の
2021/01/09 09:00
木高くは かつて木植ゑじ ほととぎす
2021/01/10 09:00
ほととぎす 今朝の朝明に 鳴きつるは
2021/01/11 09:00
ほととぎす 花橘の 枝に居て
2021/01/12 09:00
大和には 鳴きてか来らむ ほととぎす
2021/01/13 09:00
雨ばれの 雲にたぐひて ほととぎす
2021/01/14 09:00
物思ふと 寝ねぬ朝明に ほととぎす
2021/01/15 09:00
我が衣 君に着せよと ほととぎす
2021/01/16 09:00
黙もあらむ 時も鳴かなむ ひぐらしの
2021/01/17 09:00
思ふ児が 衣摺らむに にほひこそ
2021/01/18 09:00
風に散る 花橘を 袖に受けて
2021/01/19 09:00
我がやどの 花橘は 散りにけり
2021/01/20 09:00
見渡せば 向かひの野辺の なでしこが
2021/01/21 09:00
雨間明けて 国見もせむを 故郷の
2021/01/22 09:00
野辺見れば なでしこが花 咲きにけり
2021/01/23 09:00
我妹子に 楝の花は 散り過ぎず
2021/01/24 09:00
春日野の 藤は散りにて 何をかも
2021/01/25 09:00
橘の 花散る里に 通ひなば
2021/01/26 09:00
春されば すがるなす野の ほととぎす
2021/01/27 09:00
五月山 花橘に ほととぎす
2021/01/28 09:00
ほととぎす 来鳴く五月の 短夜も
2021/01/29 09:00
ひぐらしは 時と鳴けども 片恋に
2021/01/30 09:00
このころの 恋の繁けく 夏草の
2021/01/31 09:00
我こそは 憎くもあらめ 我がやどの
2021/02/01 09:00
ほととぎす 来鳴きとよもす 岡辺なる
2021/02/02 09:00
隠りのみ 恋ふれば苦し なでしこが
2021/02/03 09:00
よそにのみ 見つつ恋ひなむ 紅の
2021/02/04 09:00
夏草の 露分け衣 着けなくに
2021/02/05 09:00
六月の 地さへ裂けて 照る日にも
2021/02/05 09:00
我が恋を 夫は知れるを 行く船の
2021/02/07 09:00
ま葛原 なびく秋風 吹くごとに
2021/02/08 09:00
雁がねの 来鳴かむ日まで 見つつあらむ
2021/02/09 09:00
秋田刈る 仮廬のやどりに にほふまで
2021/02/10 09:00
秋風に 大和に越ゆる 雁がねは
2021/02/11 09:00
明け暗の 朝霧隠り 鳴きて行く
2021/02/12 09:00
つとに行く 雁の鳴く音は 我がごとく
2021/02/13 09:00
君に恋ひ うらぶれ居れば 敷の野の
2021/02/14 09:00
雁は来ぬ 萩は散りぬと さ雄鹿の
2021/02/15 09:00
秋萩の 恋も尽きねば さ雄鹿の
2021/02/16 09:00
夕影に 来鳴くひぐらし ここだくも
2021/02/17 09:00
庭草に 村雨降りて こほろぎの
2021/02/18 09:00
み吉野の 岩本去らず 鳴くかはづ
2021/02/19 09:00
妹が手を 取石の池の 波の間ゆ
2021/02/20 09:00
秋萩に 置ける白露 朝な朝な
2021/02/21 09:00
夕立ちの 雨降るごとに 春日野の
2021/02/22 09:00
秋田刈る 仮廬を作り 我が居れば
2021/02/23 09:00
このころの 秋風寒し 萩の花
2021/02/24 09:00
春は萌え 夏は緑に 紅の
2021/02/25 09:00
妻隠る 矢野の神山 露霜に
2021/02/26 09:00
九月の しぐれの雨に 濡れ通り
2021/02/27 09:00
山科の 木幡の山を 馬はあれど
2021/02/28 09:00
雁がねの 来鳴きしなへに 韓衣
2021/03/01 09:00
しぐれの雨 間なくし降れば 真木の葉も
2021/03/02 09:00