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大宰の時の梅花に追和せし新歌六首(3)
春雨に 萌えし柳が 梅の花 共に後れぬ 常の物かも
(巻17-3903)
(この柳は)春雨に誘われて萌え出て来た柳なのでしょうか。
梅の花が咲き誇る時期に、柳も一緒にと、後れないようにと萌え始める、いつもの春の季節の姿なのでしょうか。
「春雨」「梅の花」「柳」を詠みこみ、「春のおなじみの姿」を表現する。
まるで、「梅の花」という友が「おいで、柳さん」と、友を誘うような軽みと、春の喜びがある。
春の初めの時期に、掛け軸に書いてあると、なかなかの風情かもしれない。




