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万葉恋歌  作者: 舞夢
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家にても たゆたふ命 浪の上に

家にても たゆたふ命 浪の上に 浮きてしをれば 奥処知らずも

                       (巻17-3896)


※たゆたふ:揺れ動く、動揺するの意味。

※奥処:行先。この先。


家にいても、いつどうなるのかわからない命なのです。

まして、波の上で浮いて揺れていれば、この先、どうなってしまうのか、まったくわからないのです。


波が高くなり、船も揺れたのだろうか。

故郷の奈良が近くなり、「こんなところで、海で死にたくない」と、神経質になっているのかもしれない。

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