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たまはやす 武庫のわたりに 天伝ふ
たまはやす 武庫のわたりに 天伝ふ 日の暮れ行けば 家をしそ思ふ
(巻17-3895)
※たまはやす:武庫にかかる枕詞。
※天伝ふ:日にかかる枕詞。
武庫の渡し場で、日没を見ていると、家のことが、心に浮かんできて、どうしようもないのです。
武庫は、最後の寄港地。
ようやく、故郷大和が近づいて来た。
その山並みも、見えている。
長い地方出張の苦労も、家族の顔を見れば消える。
近くなって来たから、ますます、家で待つ家族の顔が浮かぶ、早く帰りたいと思う。




