表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
万葉恋歌  作者: 舞夢
1156/1385

我が背子を 我が松原より 見渡せば

天平二年庚午の冬十一月、大宰帥大伴卿の、大納言に任ぜられて、帥を兼ぬるのこと旧の如し。京に上りし時に、傔従等別に海路を取りて京に入りき。ここに羇旅を悲傷して各々心を陳べて作りし歌十首


※天平二年庚午の冬十一月:720年11月。

※大宰帥大伴卿:大伴旅人。

※帥を兼ぬるのこと旧の如し:遥任。大納言でありながら、太宰帥を兼ねていた。(奈良平城京に戻ってはいた)

※傔従等別に海路を取りて:従者たちは、海路にて平城京を目指し、入った。


我が背子を 我が松原より 見渡せば 海人娘子ども 玉藻刈る見ゆ

                       (巻17-3890)

右の一首は、三野連石守作る。

※三野連石守:伝未詳。旅人傔従の引率者の可能性あり。


私の愛しい人を、私がしきりに待つと言われる松原から見ていると、海人や娘たちが、玉藻を刈っている姿が見える。


船出する港の松原から、いつも通りの、海人や娘たちの作業風景を見る。

これも、海がない、奈良平城京に戻れば、見ることができなくなる。

今までは当たり前の風景が、旅立ちの今になれば、実に貴重な最後の風景になる。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ