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越中国の歌四首(4)
弥彦 神の麓に 今日らもか 鹿の伏すらむ 皮衣着て 角つきながら
(巻16-3884)
弥彦の山の 神の山の麓で、今日も鹿は伏しているだろうか、毛皮の衣を着て、角をつけながら。
鹿が地面に伏せる姿を、弥彦の山の神に対して、怖れ伏す気持ちの表れと詠む。
尚、弥彦神社HPでは、
伊夜日子(弥彦)大神様の神々しさを詠った二首が納められており、延喜五年(905)奏進の『延喜式』巻十では越後国で唯一名神大社と記載され、また越後の一宮として朝廷から篤い尊崇を受けていたこと、八~九世紀頃には、遠く離れた都にも彌彦神社は顕著なる御神威ある神社として知られていた、と書かれている。




