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万葉恋歌  作者: 舞夢
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能登国の歌三首(3)

鹿島嶺の  机の島の  しただみを  い拾ひ持ち来て

石もち つつき破り  早川に  洗ひ濯ぎ 

辛塩に  こごと揉み  高坏に盛り  机に立てて

母にあへつや  目豆児の刀自  父にあへつや  身女児の刀自

                     (巻16-3880)

※鹿島嶺:石川県七尾市東方の宝達山脈。

※机の島:和倉沖の小島、あるいは七尾沖の雌島。

※しだたみ貝:磯でよくみられる小型の巻貝。石川県ではよく見られる貝。

※目豆児の刀自:愛らしい子。「刀自」は、本来は一家の主婦。この場合は幼女を主婦に見立てて、愛しんでいる。

※身女児:未詳。愛らしい幼女の意味と推定。


鹿島嶺近くの机の島のしだたみ貝を拾って来て、石を使ってつついて破いて、流れの速い川で、しっかりと洗って、それを辛い塩できっちりと揉んで、高坏に盛って。お母さんにご馳走はしたの?可愛いおかあさん、お父さんにもご馳走はしたの?可愛いおかあさん。


能登国の古い「童歌」と思われる。

可愛らしい女の子が、浜から巻き貝を拾って来て、石を使って身を取り出して、流れの速い川でしっかり洗い、その後、ゴシゴシきっちりと塩揉み。

それを、お母さんとお父さんに、と歌う。


万葉集の中でも、自然に微笑みが浮かぶ歌と思う。

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