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万葉恋歌  作者: 舞夢
1145/1385

紅に 染めてし衣 雨降りて

豊後の国の白水郎あまの歌一首

※豊後の国:大分県。南部の海岸に海人郡がある。


紅に 染めてし衣 雨降りて にほひほすろも 移ろはめやも

                     (巻16-3877)


(あなたへの思いをこめて)紅にしっかりと染めた衣なのです。

雨に降られて、色が輝くことはあっても、色あせることなどはありません。


古代、衣を紅に染めるのは、恋する相手への深い思いのため。

だから、たとえ雨が降ろうと(何らかの障害があろうと)色あせない(くじけない、心変わりはしない)、と詠む。

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