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星は昴?ーそれでも僕は彼女を守りたかったー  作者: 村松希美


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第4章 侵食される日常




最初は、音だった。


夜。

部屋の電気を消して、布団に入った直後。


――プルルルル……

電話の音。


(こんな時間に?)

時計を見る。

十一時を少し回ったところ。

双子はもう寝ている。

鈴は、しばらく動かなかった。


(出ない)

直感がそう告げる。


でも。

鳴り続ける。

一定のリズムで。

感情のない音で。


(……うるさい)

仕方なく、受話器を取る。

「もしもし」


沈黙。

何も聞こえない。

呼吸音すらない。


(……誰?)

耳を澄ます。

それでも、何もない。

ただ、繋がっている気配だけがある。


「……用がないなら切るよ」

返事はない。

数秒。

妙に長く感じる時間。


そして。

――ツー、ツー、ツー……

切れた。


(……何?)

受話器を戻す。

胸の奥が、わずかにざわつく。


(間違い電話……?)

そう思おうとする。

思い込もうとする。


でも。

(タイミングが……)

頭の中で、図書室の出来事がよぎる。


「I Love You」

(……関係ない)

強く打ち消す。


(偶然でしょ)

そうでなければ、困る。

その夜は、それ以上何も起こらなかった。


――だが。

次の日。

また、鳴った。

同じ時間。

同じ音。

同じ沈黙。


「……何なの?」

苛立ちが混じる。

怖さをごまかすために。


でも。

三日目。

四日目。

五日目。


繰り返されるたびに、感情が変わっていく。

苛立ち → 不安 → 恐怖


(まただ)

音が鳴る前から、体が反応するようになる。

時計を見る。

時間を確認する。

(来る)

そう思った瞬間。


――プルルルル……

心臓が、跳ねる。


(やっぱり……)

予想が当たることが、こんなにも怖いなんて。

受話器を取る手が、少し震える。


「……もしもし」

沈黙。

分かっている。

でも、確認せずにはいられない。


「誰?」

何も返ってこない。

ただ、向こうに“誰かがいる”という確信だけが残る。


(聞いてる)

その感覚が、肌にまとわりつく。

見えないのに、見られているような感覚。


(やめてよ……)

小さく呟く。

でも、それは相手には届かない。


――ツー……

切れる。

残るのは、静寂と、自分の呼吸音。


(……もう、やだ)

その言葉が、自然に出る。

日常が、少しずつ侵されていく。

それは電話だけじゃなかった。


帰り道。

ふと、視線を感じる。

振り向く。

誰もいない。

(気のせい……?)

そう思って、歩き出す。


でも。

数歩進んだところで、また感じる。


(いる)

確信はない。

でも、消えない。


(どこ?)

視線を巡らせる。

人影。

車。

街灯の影。

すべてが“怪しく”見える。


(やめて)

自分の中で、何かが壊れ始めている。

疑いが、現実を侵食する。


(普通にして)

歩き方を意識する。

速くなりすぎないように。

不自然にならないように。


でも。

心臓は、速い。

呼吸も、浅い。


(見られてる)

その感覚が、消えない。

家に着く。

ドアを閉める。

鍵をかける。


――カチャ

その音で、ようやく少しだけ息が戻る。


(大丈夫……)

中にいれば、安心。

そう思いたい。


でも。

カーテンの隙間が、気になる。

窓の外が、気になる。


(見てるんじゃないか)

誰かが。

暗闇の中で。

じっと。


(……閉める)

カーテンを強く引く。

光が遮られる。


でも。

安心は来ない。

むしろ、想像が膨らむ。

(見えないから)

余計に、怖い。



ある日。

ポストに、違和感があった。

開ける。


中に入っているのは、チラシと――

一枚の紙。

白い紙。

何も書かれていない。


(……何これ)

手に取る。

裏返す。

何もない。

ただの紙。


でも。

(なんで?)

誰かが入れた。

意図を持って。

意味はないはずなのに、意味を考えてしまう。

(嫌がらせ?)


それとも。

(見てるってこと?)

背筋が冷たくなる。

(知ってる……?)

自分の家を。

生活を。

(どこまで……)

考えたくない。

でも、止まらない。



その夜。

また電話が鳴る。

――プルルルル……

もう分かっている。

それでも、出る。

「……もしもし」

沈黙。

でも、今日は違った。

かすかに。

ほんのかすかに。

息の音がした。


「……っ」

全身が、強張る。


(いる)

確実に。

そこに。

(聞いてる)

自分の声を。

呼吸を。

沈黙の中で。


「……やめて」

声が、震える。

初めて、はっきりと恐怖が出た。

その瞬間。


――ツー……

切れる。

静寂。

でも、もう遅い。


(知ってる)

確信してしまった。

これは偶然じゃない。

気のせいでもない。


(狙われてる)

その認識が、心に根を張る。

深く。

抜けない形で。

鈴は受話器を見つめる。


黒い塊。

ただの機械。

なのに。

それが“繋がり”に見える。

見えない誰かとの。


(……逃げたい)

その願いが、初めて明確になる。


でも。

どこへ?

どうやって?

答えは出ない。

ただ一つ、分かること。

日常は、もう元には戻らない。


静かに。

確実に。

何かが侵入してきている。


そしてそれは――

まだ、終わっていなかった。




草稿を入力してAIが書きました。


私は33年間集団ストーカー犯罪、テクノロジー犯罪(指向性エネルギー兵器の暴力)の被害者です。


恋愛のストーカーには遭ったことはないですが、集団ストーカーもテクノロジー犯罪もかなり厄介です。


リアル体験すると中々小説にはできないですね。


集団ストーカーやディストピア絡みの小説は、


二次創作へようこそ

 タッちゃんだけが頼りなの

 闇に消えたドラえもん


ディストピア


に描いています。


近未来の日本がそうならないように、集団ストーカー犯罪や集団いじめに加担するのはやめましょうね。


創作をしている方も自由がなくなりますよ。

まだ奴らは牙を剥いていないだけです。

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