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第3話 離婚届は、相談ではありません

第3話 離婚届は、相談ではありません


 翌朝、葵は目覚まし時計が鳴る前に目を覚ました。夜明けから降り始めた雨がベランダの手すりを細かくたたき、居間には洗濯物の湿った匂いが残っていた。ソファで三時間ほどしか眠れなかったため首の右側が固まっていたが、葵は痛むところを指で押しながら起き上がった。


 洗面所で冷たい水を顔へ当てると、少しだけ頭がはっきりした。葵は薄い水色のブラウスと黒いパンツに着替え、昨夜アイロンをかけた白いハンカチを紺色の鞄へ入れた。鞄の中には、東都事業金融から届いた通知書、保証契約書の写し、預金通帳、給与明細、住宅関係の書類を順番に収めてある。


 食卓では、拓海が食パンへ厚くマーガリンを塗っていた。昨日から廊下に落ちたままの靴下は雨で湿ったような匂いを放ち、その横には脱ぎ捨てたワイシャツが丸まっている。葵は自分の分だけインスタントコーヒーを淹れ、バナナの皮をむいた。


「今日も会社を休むのか?」


「午前中だけ休みます。午後から出社します」


「何の用事だよ。美咲のことなら、俺からちゃんと話しておくって言っただろ」


「あなたではなく、専門家へ相談します」


 拓海は食パンを持ったまま、眉を寄せた。皿の上には切り落としたパンの耳が重なり、テーブルには細かなパンくずが散っている。葵がいつものように片づけないため、拓海は自分で手のひらを使ってパンくずを床へ払い落とした。


「専門家って、まさか弁護士か?」


「そうです」


「夫婦の話を大げさにするなよ。弁護士なんか入れたら、美咲が悪いことをしたみたいじゃないか」


「返済を滞納し、連帯保証人であるあなたへ三千八百万円の請求が来ています。大げさだとは思いません」


「半年待てば返せるって、昨日説明しただろ」


「半年で返せる根拠は、事業計画書のどこにもありませんでした」


 拓海は口の中のパンをコーヒーで流し込み、話にならないとつぶやいた。食べ終えた皿とカップを食卓へ置いたまま、寝室へ着替えに戻る。葵は自分が使ったカップだけを洗い、拓海の皿には触れなかった。


 大野法律事務所は、駅から七分ほど歩いた古いビルの三階にあった。雨にぬれた傘を畳んで中へ入ると、エレベーターには湿った布と土の匂いがこもっている。葵は午前九時五十五分に受付を済ませ、焦げ茶色の長椅子へ腰を下ろした。


 待合室の低いテーブルには、相続や離婚に関する冊子が並んでいた。その隣には小さな飴の籠があり、透明な包み紙の中に赤や黄色の飴が入っている。葵は朝食がバナナ一本だけだったことを思い出したが、飴を取る気にはなれなかった。


「佐藤葵さん、どうぞお入りください」


 名前を呼んだのは、濃い灰色のスーツを着た大野香織弁護士だった。四十代半ばほどで、耳の下までの髪をきれいに整えている。相談室の机には、角の丸くなった革の手帳と、何色もの付箋が貼られた六法が置かれていた。


「今日は、どのようなご相談でしょうか?」


「夫が、幼馴染の事業融資の連帯保証人になっていました。金額は三千八百万円です。返済はすでに滞っていて、一括請求に関する通知が自宅へ届きました」


「佐藤さんは、その保証契約をご存じだったのですか?」


「一昨日まで知りませんでした。署名も押印もしていません」


「では、まず契約書と通知書を確認させてください」


 葵は書類ケースから資料を取り出し、日付順に大野へ渡した。大野は保証契約書、督促状、不動産関係の書類を一枚ずつ読み、重要な箇所を手帳へ書き留めていく。時計の秒針が進む音と、隣の部屋から聞こえるコピー機の音だけが、しばらく相談室に響いた。


「佐藤さんご自身は保証契約へ参加していません。夫婦であるという理由だけで、ご主人の保証債務を直接支払う義務が生じるわけではありません」


「私の給与や、私名義の預金から払わされることはないのですか?」


「佐藤さん自身が保証人でなければ、ご主人の債務について佐藤さん名義の財産が当然に差し押さえられるわけではありません。ただし、名義だけを佐藤さんへ移した財産がないかなど、財産の実態を調べられる可能性はあります。慌てて預金や不動産の名義を動かすことは避けてください」


「夫は、私の貯金で返せばいいと言っています」


「佐藤さんが同意する必要はありません。ご主人が自分の判断で引き受けた保証債務です」


 葵は膝の上で握っていた手を開いた。爪が当たった手のひらには、三日月形の赤い跡が残っている。三千八百万円すべてを自分が支払わされるわけではないと聞いても、家を失う可能性まで消えたわけではなかった。


「自宅は、夫一人の名義です。結婚してから、住宅ローンや管理費は家計口座から払ってきました」


「今回、その自宅には追加の担保が設定されています。債務が返済されなければ、債権者が担保権を実行する可能性があります。住宅ローンの残額や物件の価値にもよりますが、住み続けるのは難しくなるかもしれません」


「財産分与として、私の名義へ変更することはできますか?」


「債権者から財産を守るためだけに名義を移すと、問題になるおそれがあります。担保権も、夫婦の合意だけでは消せません。婚前財産、結婚後に形成した共有財産、現在の債務を、証拠に基づいて整理しましょう」


 大野は白い紙の中央に線を引き、左側へ葵、右側へ拓海と書いた。預貯金、保険、自宅、自動車、退職金の見込みなどを、名義と取得時期に分けて確認していく。葵は婚前から持っていた二百八十万円の預金と、結婚後に毎月家計口座へ入れてきた金額を説明した。


「それから、家計口座から美咲さんへ百二十万円が送金されています。夫は貸しただけだと言っていますが、契約書も返済期限もありません」


「送金を証明する明細はありますか?」


「こちらです。四月に三十万円、五月に二十万円、六月に四十万円、七月に三十万円です」


「ご主人が送金したと認めた記録はありますか?」


「昨日の会話を録音しました。美咲さんも、拓海から一時的に使ってよいと言われたと話しています」


 大野は振込明細を確認し、付箋を一枚貼った。家計口座の金が夫婦で築いた財産に当たるなら、拓海が勝手に使った事情を財産分与の話し合いで主張できる可能性があるという。ただし、すぐに美咲から百二十万円を取り戻せると決まったわけではなく、送金の性質や当時の合意を詳しく確認する必要があった。


「夫婦のお金を無断で使われたのに、戻ってこない可能性もあるのですか?」


「美咲さんへの貸付金だと認められれば、ご主人が持つ債権として財産関係に含めることを検討できます。しかし、口約束だけですと返済条件をめぐって争われるかもしれません。まずは、ご主人へ正式に説明と資料の開示を求めましょう」


「拓海は、友達同士で契約書を作る必要はないと言っていました」


「金額が大きいほど、約束は書面に残すべきでした。信頼していることと、記録を残さないことは別の話です」


 葵はイルカのシールを貼ったノートを取り出した。昨夜調べた連帯保証人の責任が、青いボールペンで数ページにわたって書かれている。大野は目を通し、内容を確認しながら、言葉を補った。


「夫は、美咲さんが借りたお金だから、まず美咲さんへ請求されるはずだと言っています」


「連帯保証人は、『先に借りた本人へ請求してください』とは主張できません。契約内容にもよりますが、債権者がご主人へ全額の支払いを求める可能性があります」


「美咲さんが自己破産したら、夫の責任もなくなりますか?」


「なくなりません。美咲さんが免責を受けても、ご主人の保証債務が当然に消えるわけではありません。ご主人が返済できなければ、ご主人自身も任意整理、個人再生、自己破産などを検討することになります」


「私は、そこへ巻き込まれたくありません」


「佐藤さんが保証人でない以上、美咲さんの事業を救うために、ご自分の財産を差し出す義務はありません」


 大野は冷めたほうじ茶を新しいものへ交換してくれた。紙コップから立つ湯気と香ばしい匂いに触れると、葵は朝から初めて深く息を吸えた。拓海から冷たいと言われ続けたため、自分の生活を守ろうとすることまで間違いのように思いかけていた。


「私は、夫と離婚したいです」


「今回の保証契約が理由ですか?」


「保証人になったことだけではありません。拓海は、私が反対すると分かっていたから相談しなかったと言いました。自宅を担保に入れ、家計から百二十万円を送金し、最後には私の貯金と給与を使うつもりでした」


「夫婦関係を修復するための話し合いは希望しますか?」


「希望しません。夫を困らせたいわけでも、美咲さんへ仕返しをしたいわけでもありません。私は、自分の住む場所と仕事と、これからの生活を守りたいです」


 大野は離婚手続きについて説明した。拓海が協議離婚へ同意すれば離婚届を提出できるが、財産分与や今後の連絡方法については書面を作成したほうがよい。拓海が離婚を拒めば、家庭裁判所へ調停を申し立てる方法がある。


「ご主人が、佐藤さん名義の通帳や印鑑を使える状態ではありませんか?」


「銀行印を入れた箱は、寝室の箪笥にあります。実印も同じ場所です」


「今日中に確保してください。本人確認書類、保険証券、給与関係の書類も、ご主人が持ち出せない場所へ移しましょう。新しい借入れや保証契約の書類を出されても、絶対に署名しないでください」


「分かりました。離婚届も用意します」


「ご主人へ伝える前に、必要な証拠を確保してください。離婚を切り出したあとで、通帳や契約書を隠される場合もあります」


 相談を終えて外へ出ると、雨は上がっていた。濡れた歩道から土とアスファルトの匂いが上がり、ビルの軒下では雀が羽についた水を振り落としている。葵は役所で離婚届を受け取り、その足で駅前の銀行へ向かった。


 銀行では、自分名義の口座について残高証明を取り、取引履歴を確認した。次に立ち寄った文房具店で、鍵のついた書類ケースと新しい黒いボールペンを購入する。昼食を取る時間がなくなり、葵は駅の売店で鮭のおにぎりと小さな野菜ジュースを買った。


 午後から出社すると、葵は休憩室でおにぎりを食べた。海苔は少し湿っていたが、塩気のある鮭を口へ入れると、空腹で重くなっていた頭が動き始めた。同僚から顔色が悪いと言われたものの、家庭の用事で寝不足なのだとだけ答え、定時まで数字の確認に集中した。


 退勤後、葵は駅前の不動産会社へ寄った。一人で暮らせる部屋の家賃を尋ねると、若い担当者が駅から徒歩十分ほどの一DKを三件紹介してくれた。どれも今の給与で無理なく借りられ、拓海の家を出ても生活を続けられることが分かった。


 帰宅すると、拓海はソファでテレビを見ていた。ローテーブルには食べ終えたカップ麺と、飲み残した炭酸飲料が置かれ、床には脱いだ靴下が片方だけ落ちている。葵が鞄を置くと、拓海は振り返りもせずに話し始めた。


「美咲から連絡があった。今度の週末、大きな商談が決まったらしい。それが成功すれば返済のめどが立つ」


「そうですか」


「だから、もう美咲の会社を調べたり、弁護士へ相談したりする必要はない。葵も安心しただろ?」


「今日、弁護士へ相談しました」


 拓海はリモコンでテレビを消し、ようやく葵を見た。自分たちの問題を他人へ話したのかと声を荒らげ、弁護士を入れれば美咲まで犯罪者のように扱われると言い出した。葵は返事をせず、寝室へ入った。


「おい、無視するなよ。何を相談したんだ?」


「保証債務、財産分与、離婚についてです」


「離婚? そんな話までしたのか?」


「通帳と印鑑を移します。私のものには触れないでください」


 葵は箪笥から銀行印、実印、通帳、保険証券、マイナンバーカードを取り出した。拓海は後ろからついてきて、夫婦なのに財産を隠すのかと責めた。葵は鍵つきの書類ケースへ入れながら、隠すのではなく自分で管理するのだと答えた。


「保証人になったものは、もう仕方ないだろ。これから二人で返済方法を考えればいい」


「あなたは、美咲さんと二人で何とかすると言いました。そこへ私を入れないでください」


「本気で俺を見捨てるのか?」


「私へ相談せず、美咲さんを選んだのはあなたです」


 拓海は話にならないと言って居間へ戻った。すぐに美咲へ電話をかけ、葵が弁護士へ相談したことを報告する声が聞こえてくる。妻との問題を、本人より先に美咲へ相談する拓海の声を聞きながら、葵は離婚届へ自分の氏名と生年月日、本籍を書き込んだ。


 夕食には、自分の分だけ冷やしうどんを作った。細く切ったキュウリと錦糸卵をのせ、冷蔵庫に残っていたミョウガも刻む。電話を終えた拓海は、食卓に一人分しかない皿を見て眉をひそめた。


「俺の夕食は?」


「冷凍庫にうどんがあります」


「ついでに作ってくれればいいだろ」


「自分で作ってください」


「離婚をちらつかせて、家事まで放棄するのか?」


「離婚をちらつかせてはいません。離婚すると決めました」


 翌朝、葵は午前六時に起きた。窓を開けると雨上がりの冷たい風が入り、ベランダのバジルから青い匂いが漂ってくる。白いシャツとベージュのスカートに着替えた葵は、トーストを一枚焼き、無糖のヨーグルトへ蜂蜜を少し垂らして食べた。


 朝食を終えると、葵は食卓をきれいに拭いた。そこへ記入済みの離婚届、大野法律事務所の名刺、財産関係の資料開示を求める書面を並べた。離婚届が風で動かないよう、結婚した年に拓海と買ったガラスの箸置きを上へ載せた。


 午前七時を過ぎると、拓海が紺色のパジャマ姿で寝室から出てきた。頬には枕の跡が残り、上着の下から二番目のボタンが外れている。食卓の上にある離婚届を見つけた途端、その顔から眠気が消えた。


「何だよ、これ」


「離婚届です」


「昨日の今日で、本気なのか? 俺を脅して、美咲と縁を切らせるつもりか?」


「これは脅しでも相談でもありません。私は、あなたと離婚します」


 拓海は離婚届をつかみ、上に置かれていた箸置きを床へ落とした。透明なガラスがフローリングへ当たり、二つに割れる。拓海は破片を見ることもなく、離婚届を葵の前へ突き返した。


「こんなものに署名するわけないだろ。たった一度の失敗で離婚する夫婦がどこにいるんだよ」


「一度ではありません」


「一度だろ。美咲の保証人になっただけじゃないか。浮気したわけでも、葵を殴ったわけでもない」


「四月十五日、あなたは残業だと嘘をつき、三千八百万円の連帯保証契約へ署名しました。その日に、私たちが暮らす家を担保に入れました」


「店が成功すれば、何の問題もない」


「四月から七月まで、家計口座から合計百二十万円を美咲さんへ送りました。契約書も返済期限もなく、私には一度も相談しませんでした」


「金なら、あとで返してもらえる」


「返済が滞って督促状が届いたあとも、あなたは美咲さんをかばいました。そして、私の貯金と給与で返せばよいと言いました」


「夫婦なんだから、助け合うのが当然だろ!」


 拓海の声で、食器棚のガラス扉がかすかに震えた。隣の部屋から椅子を引く音が聞こえ、廊下では誰かが足早に通り過ぎた。葵は割れた箸置きを踏まないよう、一歩だけ横へ移動した。


「一度ではありません。あなたは署名するまでに、何度も私を裏切っています」


「俺は人助けをしただけだ。困っている美咲を見捨てなかった。それの何が悪いんだよ」


「美咲さんを助けるためなら、妻に嘘をつき、妻の住居を危険にさらし、妻の金を無断で使ってもよいと考えたのでしょう。あなたが助けたかったのは美咲さんです。私ではありません」


「葵は冷たすぎる。普通の妻なら、夫が大変なときに支えるものだ」


「私は五年間、住宅ローンを払い、生活費を管理し、病気や失業に備えて貯蓄しました。あなたは、そのすべてを美咲さんの事業へ差し出そうとしました」


 葵は床へしゃがみ、割れた箸置きを新聞紙で包んだ。それは結婚した年、二人で商店街の雑貨店へ行き、色違いで買ったものだった。当時の拓海は、夫婦なのだからどんなことでも相談しようと笑っていた。


「半年だけ待ってくれ。美咲の店が成功すれば、葵だって自分が間違っていたと分かる」


「半年は待ちません」


「五年も一緒に暮らしたんだぞ。そんなに簡単に捨てられるのか?」


「五年間一緒に暮らしたから分かったのです。あなたは、最後には私が片づけると思っています。食べたあとの皿も、脱いだ服も、美咲さんへ渡した百二十万円も、三千八百万円の保証債務もです」


 葵は食器棚に残っていたもう一つの箸置きも取り出し、割れた破片と一緒に袋へ入れた。片方だけを残しておく理由はなかった。拓海は離婚届を握ったまま、署名しないと繰り返した。


「財産については、大野弁護士を通じて整理します。債権者から財産を隠すことはしませんし、あなたの財産を奪うつもりもありません。私は、自分に権利のあるものだけを受け取ります」


「俺が署名しなかったら、離婚できないからな」


「その場合は、家庭裁判所で話し合います。あなたが署名しないからといって、私はここへ残り、返済を手伝うつもりはありません」


「美咲のせいで、俺たちまで離婚するのか?」


「美咲さんのせいだけではありません。美咲さんを選び、私に黙って署名し、私のお金まで使おうとしたあなたの選択です」


 葵は紺色の鞄を肩へ掛けた。中には通帳、印鑑、身分証明書、保証契約書の写し、大野弁護士の連絡先が入っている。いつもより重かったが、三千八百万円の保証債務まで一緒に背負う重さではなかった。


 玄関で黒いパンプスを履くと、拓海が後ろから葵を呼び止めた。朝食はどうするのか、夕食には帰るのか、離婚届を本当に提出するのかと、まとまりのない質問を続ける。葵は靴のかかとを指で直し、ゆっくり立ち上がった。


「今日から、ご自分の食事はご自分で用意してください」


「そんなことまで急に変えるのか?」


「急に変えたのは、あなたです。私はようやく、それに対応しているだけです」


 葵が玄関を開けると、雨上がりの空気が頬に触れた。道路脇の植え込みでは、濡れた葉から水滴が落ちている。葵は一度も振り返らず、駅へ続く道を歩き始めた。


 食卓には、拓海が署名していない離婚届が残されていた。それは妻の機嫌を直すための猶予でも、美咲と葵のどちらを選ぶか尋ねる相談書でもない。葵が三千八百万円の泥舟から降りると決めたことを、拓海へ正式に知らせるための通知だった。


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