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十四ひらめ 青白く寒く冷たい氷の彫像(ゆきは)
ひとりで居ること
とても大切なものを守って
友だちは次々居なくなって
寒くはないのかな
守りきった場所にひとりで
誰も居ない街に吹く風は
氷河の奥の谷の奥
そこに巨人の国はあった
氷の門を狙う悪魔と戦った
仲間を守るために
住み処を守るために戦った
大切な物はそれだけだった
男が死に女が死に
長老も英雄と呼ばる巨人も
誰も斃れた後に残るは一人
悪魔の長と一騎打ち
悪魔は毒の泥に巨人を捉え
巨人は氷の槍を突き刺した
最後に笑ったは悪魔
地に足離せぬ者に敗れるか
そう嘲って毒の沼に沈んだ
勝った巨人は泣く
もう共に狩りが出来ないと
もう共に釣りが出来ないと
涙は巨人を冷した
氷の国の巨人に霜を纏わせ
いつしか厚い氷壁の向こう
霜の巨人は眠る
未来永劫に目覚めはしない
仲間と酒を飲む夢を見つつ




