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水茎はわらいなく  作者: いすみ 静江☆須能 雪羽(二名)
第二章 雪の言伝
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十二ひらめ 怪しきものに死にたまうことなかれ(ゆきは)

雪の積もった森

風のない夜

焚き火の音がパチパチと響く

父さんの手にナイフ

乾いた太枝

カリカリ削る音と木屑の匂い


雪と風の舞う夜

深い洞窟

焚き火もなしに息を潜める

狭い穴で火は駄目と

戒めの言葉

私たちの息を止めてしまうと


父さんの木彫りは朝には出来る

私はいつも途中で眠ってしまう

ある日聞いたいつ寝ているのと

居眠り父さんは答えてくれない


ときに洞窟を父さんは出て行く

すぐ近くだからついてくるなと

そんな次の朝はウサギが獲れる

洞窟の外は真っ赤に染まった雪


眠るのも食べるのも生きることと

目を背けてはいけない戒めの言葉

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