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十二ひらめ 怪しきものに死にたまうことなかれ(ゆきは)
雪の積もった森
風のない夜
焚き火の音がパチパチと響く
父さんの手にナイフ
乾いた太枝
カリカリ削る音と木屑の匂い
雪と風の舞う夜
深い洞窟
焚き火もなしに息を潜める
狭い穴で火は駄目と
戒めの言葉
私たちの息を止めてしまうと
父さんの木彫りは朝には出来る
私はいつも途中で眠ってしまう
ある日聞いたいつ寝ているのと
居眠り父さんは答えてくれない
ときに洞窟を父さんは出て行く
すぐ近くだからついてくるなと
そんな次の朝はウサギが獲れる
洞窟の外は真っ赤に染まった雪
眠るのも食べるのも生きることと
目を背けてはいけない戒めの言葉




