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水茎はわらいなく  作者: いすみ 静江☆須能 雪羽(二名)
第二章 雪の言伝
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七ひらめ ミシェルの神様(こゆき)

日毎募る

天からの雪


小さく小さく

町へ旅する


上を向くなり

かき氷


ミシェル

いけない


マントを被せる


ミシェルに

雪の声

耳に入り鳴く


つんつんつん

ごふんごふん


この国

大雪様が大王なり


我の力

偉大なり


ぼとりと落ちては

銀世界


下に下に

屋根あらず


下に下に

人あらず


鳥の背に雪

三つ並びて



舞い降りたるは

雪の子さん


おーい

なんだい


爺や

雪がこむで


おい婆さん

屋根から降りられない


雪搔きしないと

隣がうるさいでな


爺さん

ゆっくりと降りなされ


婆さん

梯子を押さえてくれ


隣家のミシェル

帰宅せり


危ない

危ない


赤ちゃん雪の子さん

潰れてしまう


お爺さんや

お婆さんや


ミシェル

大きく両手を開き


空を見上げて

言霊を飛ばす


これは

空の神様


極光

オーロラではないか


町の雪はやわらかくなる

門戸や窓から人の顔


ミシェル

キミの神様って


キミの神様って

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