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水茎はわらいなく  作者: いすみ 静江☆須能 雪羽(二名)
第二章 雪の言伝
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三ひらめ ゆきの子の囁きて(こゆき)

ゆきの子や

若い二人の肩にやる


ゆきの子や

若い男女は雲を見る


ゆきの子に

吐息をかけてあたためる


ゆきの子は

二人の気持ちあったかで


ゆきの子の

とろとろとろと形なく


傘もいらない

二人道


陽が射すよりも

道ひらく


ミイナが辻で音を聞く

がらりがらりと馬車の輪の


カイゼンが音に耳をやる

がちゃりと不安な気配さす


ゆきよゆきよゆきの子よ

静かな道に降る白や


乱れ咲きたる赤いバラ

ミイナやカイゼン切なくも


二人のしずくが華と散る

ゆきの子追うなゆきの子よ


ああ

これから教会に


ベルを聴きに向かう道


繋がれた手が囁いて

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