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三ひらめ ゆきの子の囁きて(こゆき)
ゆきの子や
若い二人の肩にやる
ゆきの子や
若い男女は雲を見る
ゆきの子に
吐息をかけてあたためる
ゆきの子は
二人の気持ちあったかで
ゆきの子の
とろとろとろと形なく
傘もいらない
二人道
陽が射すよりも
道ひらく
ミイナが辻で音を聞く
がらりがらりと馬車の輪の
カイゼンが音に耳をやる
がちゃりと不安な気配さす
ゆきよゆきよゆきの子よ
静かな道に降る白や
乱れ咲きたる赤いバラ
ミイナやカイゼン切なくも
二人のしずくが華と散る
ゆきの子追うなゆきの子よ
ああ
これから教会に
ベルを聴きに向かう道
繋がれた手が囁いて




