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四ひらめ 我は男 雪の子に我が子の足跡見ゆ(ゆきは)
雪を踏むと白く残る
私の足跡が白く残る
春に踏めば青葉繁り
夏に踏めば空が映る
秋に踏めば落葉砕け
冬に踏めど凍え沈らぬ
晴に踏めば砂を拾い
雨に踏めば土に馴染む
雪だけが軌跡を残す
私と娘の旅の行方を
娘が行けば幼い足跡
私が踏めば姿失くす
追う者ある旅なれば
親子連れの標は無用
言伝る者は既にない
娘は知らぬ母のこと
誓ったのだ必ず守る
守りきると我が妻に
いつか見るだろうか
私の跡消す娘の足跡
老いた私の縮んだ身
踏み越えて生きよ娘
今はまだ私の胸の中
安く眠れ温き夢見て




