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水茎はわらいなく  作者: いすみ 静江☆須能 雪羽(二名)
第二章 雪の言伝
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二ひらめ 冬の星は火の色す(ゆきは)

嫌いなのは冬の夜

重い空に星も見えない


大好きなのは父さん

膝の上は私だけのソファ


旅から旅への私たち

最初のことは覚えてない


冬の夜には星が降る

私は信じる父さんの言葉


暖かいのは焚き火

それから父さんの胸と脚


毎夜毎夜待っている

今日は降るかと冬の星が


頬も凍えたその日

空は垂れるいつもよりも


遠く消え去る獣の声

爆ぜる音も冴え風は凪ぐ


上をごらん優しい声

隅から隅まで真っ黒な空


小さな穴がそこに空く

白は遠く火の色が近くに


父さんの言った通り

星は降ったたくさんの星


私は数える眠るまで

手元で消える綺麗な儚い星を

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