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水茎はわらいなく  作者: いすみ 静江☆須能 雪羽(二名)
第一章 青の手紙
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二十八通目 不老の薬(ゆきは)

千の騎士立つは幾日の前

便りも尽きてまた日は過ぐる


賢き王は民を慰む

強き国を我が作ると


賢き民は王を崇める

臣民全て身を捧げん


先触れの文が届く

良き報せの印は青の封蝋


国はこぞって勇者を迎えん

疲れて戻る千の騎士を


さりとて戻るは七人の騎士

生き残りたるは六人の騎士


王は問う望みはいかに

騎士は答う果たせりと


歓声が湧く城の内外(うちそと)

命尽きる六人の騎士


王は彼らを英雄と謳い

持ち帰りし薬を呷る


ああ時よ戻り給え

千の騎士が生きた頃に


ああ時よ戻り給え

哀れな王が命ある頃に


我は見届けた顛末を

打ち捨てられた希望の水を


戻るとしよう母なる木の下に

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