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水茎はわらいなく  作者: いすみ 静江☆須能 雪羽(二名)
第一章 青の手紙
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二十二通目 命の水(ゆきは)

はるか遠くへ目を凝らす

流れの落ちたる始めはいずこやと


清き水を湛えるは城下の東を流るる川

これを飲むことは王も民も変わりなし


まさに命の水なれど願いには届かず

ただ乾きを癒やすことがその限り


おお麗しの女神よ潤いの姫アイラよ

青き御身はあなたの言葉あなたの便り


行き着く先に清浄の泉あらんや

永久とわに命繋ぐ奇跡の水の在り処


教えて給う王のために

教えて給うその命のために


城の北壁に眼下臨むは水取りの口

そこに祀るアイラの社に金貨を投げる


一日一枚を四日で二枚を

近衛の宿すくの度に願いをこめて


ある時見習いの騎士が言った

卿の金貨は姿を認めず


おお女神よ麗しの君よ

あなたは祈りを受け取った


賢き王は永遠たらんや

アイラに感謝を王国に栄光を

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