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二十三通目 淑女への紅茶(こゆき)
紅茶を注ぐは
執事のさだめ
僕は名もなき
執事でいい
ご主人様の
オフェーリア様
とことこと
注ぐ音
貴族の娘
微笑む
ありがとう
えくぼもできる
オフェーリア
ご主人様への恋
それは
執事の禁忌
青い花咲く
ご主人様の庭園
青い花手折る
細い手白く
小さなトゲに
赤い血を流され
白いチーフを
ご主人様へ
メッセージをのせて
愛していました
これから
かわりの者
参ります
僕は執事
貴女の執事
名もなきままで
いいと
何度となく
誓いました
今明かします
僕の名を
チーフの裏に
書いてあります




