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水茎はわらいなく  作者: いすみ 静江☆須能 雪羽(二名)
第一章 青の手紙
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十四通目 旗を(こゆき)

青い旗振り人形さん

いつもお疲れ様です


雨の日も

風の日も


ちいさな子にも

お年寄りにも


私はその日

お腹が大きかった


青い旗振り人形さんに

手を振り道の端を歩いていた


荒い馬車が向かって

体がしんからかたまった


青い旗振り人形さん

本当の人ではないのに

馬車は見間違えてとまった


どうどうとうなる馬

馬は青い旗振り人形さんを踏む


青い旗だけを残して


泣き崩れて後

私は身二つとなった


青い旗振り人形さん

今日から私ががんばります

こどもの分もがんばります


サズナより

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