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十三通目 歓びの宴(ゆきは)
空想が形になって現れた
私の思うまま深い青の封筒が
もちろん中に私の字はない
現実は親愛なる友からの便り
招待に応じて赴いた婚姻の宴
天上人のような美しい友
白く固められた会場は
あちらとこちらを橋で繋ぐ
白い地面は雲のよう
青い橋は切れ目の空のよう
やはりここは天上の宴
仲睦まじい友と夫
微笑ましくも悲しくもなる
ああ私のラーンどこに居るの
あなたも空の竜を駆って
私の下へ帰ってほしい今すぐに
叶わぬ願いと小さく笑う
そんな私に友も笑った
晴れの席にもっと笑ってと
貴女は私の大切な友だから
同じ言葉を同時に言った
贈り物があるから受け取って
また私たちは同時に言った
私からは赤い染め粉
妻となれば必要だから
私からはあれよと友が言う
指した先は会場の端
青い橋の向こうに立つ人ひとり
私は友を裏切った
もう私は笑えない
涙を落とさずにはいられない
悪いのは友だ酷い話
祝いの席にこんな仕打ち
ああラーン私の夫
歩み寄る愛しき人に
私は泣いて抱かれた




